言霊
広辞苑によりますと「言葉に宿っている不思議な霊威。古代、その力が働いて言葉通りの事象がもたらされると信じられた」とあります。
古事記の時代からその効用が示されていたのです。
最近の脳科学の進歩により、この『言葉』がいかに人間の行動の成否を左右するかを証明しているそうです。
人間は、発した言葉に影響されやすいとのこと。
私も経営の中でいろいろ悩むことがありながらも、誰の箴言であったかは覚えていませんが、一つだけ実行していることがあります。
それは、窮地に立ってもう駄目かもしれないとの考えがよぎっても、「駄目だとは絶対に口に出して言わない」ということです。
これを我慢していると、次に「なにくそ負けてたまるか」と言葉が出てきます。
経営者は、悲観的にかつ最悪の状況も考えることはとても大切です。
それでも、悲観的な言葉は慎まなければなりません。
最近、YSP筑紫とYSP佐賀に行って店を隅々までチェックしたり、スタッフと話をして一番感じたこと。
『目標が低すぎる』ということです。
最新の研究では、脳は高い目標を掲げるとそれに適応し、達成に向けて成長することがわかっているそうです。
別に私はこの研究を知って、『ビリオネア』を目指している訳ではありません。
どうせ一度の人生です。大きな目標に近づくプロセスが、死ぬまでワクワク感を持続させる唯一の手段と考えたからです。
私から言わせると売上高1.3億円を1.5億円にするなどという目標など無意味です。
どうせなら日本一を目指して4億円、5億円とするべきです。
そして、その数字を毎日のように「口に出す」事だと思います。