堂々と目指せ

 日ごろから、日本人はお金について否定的な感覚を持っていると感じています。

お金持ちをどちらかというと疎ましく思うのも同じ感覚です。

 サラリーマン時代に東京勤務になり、社宅がお金持ちが集積する目白に近接する下落合にあったせいか、資本主義の大きな格差を実体験できました。

単純な私など、どうせならお金持ちの方が、より楽しい人生が送れると毎日思ったものです。

 その思いが強くなり、脱サラまで実行。

お金の多寡で幸福が決まるわけでもないことは、感覚としては理解できます。

それでも、経営をしていると、お金がないことの辛さを嫌というほど味わいます。

 息子達には、「堂々と富裕層を目指せ」と言ってます。

その立場になってから初めて、人生や哲学を深堀りすればよいだけです。

高い場所にいれば、自ずと視野は広くなります。ここが一番重要な点なのです。

 世界では、富裕層の金融資産は3段階に分けられています。

100万ドル以上500万ドル未満・・・富裕層

500万ドル超3000万ドル未満・・・超富裕層

3000万ドル超       ・・・ウルトラ・ハイネット・ワース

この3000万ドル超の金融資産を持っている人が、世界中では20万人いるのです。

 日本では、富裕層の世帯は、一般世帯の3%に過ぎません。

この数字が10%とか超えてくると、日本国自体が更に世界にも認められる気がします。

 『為せば成る為さねば成らぬ何事も、成らぬは人の為さぬなりけり』

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