奇妙な縁
昨日、知人の奥様からハガキを頂きました。
長い間介護していたお父様が亡くなられたので、年賀の挨拶は辞退しますとの内容でした。
彼女と彼女の旦那さんとは、私にとって人生の半分を共に過ごした仲です。
彼女自身色んな艱難辛苦があり、お父様の介護でもかなり苦労をされていました。
お父様もきっと彼女の献身に感謝されていることでしょう。
そのハガキの文章の中に「笑」についての記述が有りました。
「『笑』う事が如何に大切か、言葉の宝石を見つけて励みにしています」
夕食後にBSのTVを観ました。
随分前に観た事は有ったのですが、ついつい引き込まれてしまいました。
「大峯千日回峰行」を成し遂げた「塩沼亮潤」の密接ドキュメンタリーです。
この修業は、1300年間で彼を含む二人しか成し遂げていないほどの大変なものです。
途中で止める場合は、いかなる理由があろうとも、持っている短刀で自害しなければならないのです。
彼の著書で有名なのは、「よく反省する事 よく感謝する事 思いやりを持つこと」の三つですが、TVをしっかりと観ると、彼の悟りとは51歳の時に理解できた「笑」だったのです。
辛いことが有ろうが、非合理なことが有ろうが、常に笑っていようとすることの大切さを悟ったとのこと。
知人のハガキと同じキーワードで奇妙な縁を感じました。
今、またぞろ左股関節の痛みが激しくなり、歩くこともままならず、落ち込むとともに愚痴を魔ダムに吐き出していた自分に言われている気になりました。