一挙両得
株式投資は、その会社の応援でもありますが、自分自身の利益の為が大半というのが私の目的です。
日本郵政グループが民営化されるときも、倒産する恐れがないと踏んで、上場時の株式購入に動きました。
その結果、高値掴みが続き、株価は下落の一途。
ナンピンを繰り返し、やっと平均買値が966円まで下がりました。
証券会社から、財務省による最後の株式売り出しの案内が有りました。
財務省の持ち分のうち約27%の株式を売却して、東北震災の復興財源に充てるというものです。
売り出し価格は25日に決まるという事でした。
申し込みを行う前後で日本郵政の株価は900円を割り込んでいましたので、私の平均買値を更に下げれる可能性を信じて、なけなしの預金から申し込みを行いました。
決定した売り出し価格は、820.6円。
復興財源として約8367億円が確保されました。
予想通り私の平均買値は下がりました。
考えようによっては、966円の買値がかなり下がって含み損が増えるので、ショックを受けそうなものですが、私の考えは違います。
含み損の分は、東北へ寄付したと考えれば良いからです。
問題だらけの日本郵政も、何時かはまともな会社になるでしょう。
その時には必ず株価は1000円を超えてくると私は信じています。
そうなれば、インカムゲイン&キャピタルゲインを得ながら、寄付も行ったとそれこそ「一挙両得」になるのです。