追い続ける銀行株
米国のテーパリングが確実視される中、米国の金融株がそろって値上がりしています。
それにつられて日本の銀行株も上昇していました。
ところが最近、日本の銀行株の上昇に黄色信号が灯り始めました。
理由は簡単で、欧米は既に金融緩和の出口戦略を図り始めました。
それに対して日銀は、今後も金融緩和を続けると公言しているからです。
欧米の金利が上昇しても、日本国内の金利は上昇しない。故に日本国内の銀行は利益が出ないという簡単なロジックです。
この現象は、私個人にとってはとても良いことです。
値上がりしない銀行株を長期にわたり,さらに高い利回りの配当金を貰いながら買い増しできるからです。
且つ、会社にとっても非常に良い事なのです。
調達コストが安く済み、投資が積極的に出来るからです。
コロナ禍で低金利が継続し、景気も悪いままの今、投資の絶好の機会なのです。
2022年の夏以降の景気回復時に大きな利益享受があると踏んでいるのです。
私が何故人気のない金融株にこれほど拘るのか?
理由は簡単です。先ずほとんどの金融株が、PER6倍以内、PBR0.2倍以内という異常事態があるからです。
次に、私の会社経営30数年の中でも、この低金利は異常であると思うからです。
異常なことはいずれ修正されます。
個人の資産形成も会社経営も、私は常に『正道を歩む』を根幹としています。