ゲームチェンジ ②
自動車業界では急速にEV化の波が押し寄せています。
それに比較して、もともと燃費に優位性があった二輪業界の国内においては、まだまだ先のこととして捉えられています。
ところが世界に目を向けると、違った風景が見えてくるのです。
台湾では、スクータに関して既に電動化が2割前後となっています。
そして今後の有望市場であるインドでも、一気にゲームチェンジが起こる可能性が大きいのです。
この国の2020年の2輪販売台数は、日本のおよそ50倍である1511万台。
その内の100万台に政府がEV用の補助金を増額することを決定しました。
世界で日本の完成品において、唯一50%のシェアを握っている2輪業界。
嘗てのTV業界のように、このEVの流れで急激にシェアを落とす可能性が大きくなりました。
息子達もこの環境の激変に注意を払っていないと、会社の成長どころか生き残りさえ危うくなる可能性があります。