総括
今回、恐らく義母への最後の親孝行という事で、2泊3日の旅へ夫婦で出かけました。
走行距離は合計1400キロを超えましたが、普段のストレッチ等が効いているのか、殆ど疲れませんでした。
車もハイブリッドのレギュラーガソリン仕様で、3日間の平均は約18㎞/ℓ。
選んだ宿の基準は、先ず一休の評価が高い事、次になるだけ最近にオープンしたことの二つでした。
『響季」は2018年、「游月」は2019年にそれぞれオープン。
コロナの悪影響が全面的に及ぶ時期なのです。
『響季』は価格が高いせいか、我々が泊まった日曜日は7組中3組だけでした。
他の二組も年齢的にはかなり上のカップルでした。
仲居さんに話を聞くと、コロナの影響は少しはあるものの、それほど大変ではないとのこと。
一方驚いたのが『游月』の方です。
2019年5月1日にオープン。総部屋数32室。
オープンしてから、殆どの期間がコロナなのです。
7階建ての素晴らしい建物を体感し、仲居さんにどれほど大きな会社が経営しているか尋ねました。
すると、19室の旅館を既に経営している姉妹館としてオープンさせたとのこと。
古い歴史があるものの、決して大きな会社ではないと。
またまた悪い癖で、私の勝手な妄想が始まりました。
土地はすでにかなり以前に取得済み。
建設コストや販促等で10億円の借り入れ。
思い切った決断直後にコロナ来襲。
経営者の心情はいかばかりだったか、想像に難くありません。
ところがどっこい、オープン以来最近までほとんど満室状態で、コロナの影響は皆無というではありませんか。
我々が宿泊した月曜日も32室中31室が埋まっていました。
ここの素晴らしさは、従業員誰もが気配りができて、とても気持ち良い時間が過ごせること。相当な従業員教育をしていることが分かります。
宿泊業と旅行業は壊滅状態にあると喧伝されています。
全く違うことを、今回の旅で知りました。
「情報量とイノベーションの可能性は移動距離に比例する」事と、会社の実績が悪い時に要因を外に求めてはいけない事の二つを、再認識しました。
長男と次男が、新規出店を考えています。
コロナの影響で少しビビっている感があります。
この『游月』の投資額と成功体験を考えると、「蚤」みたいな心配だと感じました。