選択の時かも
2輪業界で経営を続けてきて、お客様の固定化に常に苦労してきました。
常連様だけを優遇していると、新規のお客様が入店し難くなります。
会社の成長とスタッフの賃金アップのためには、お客様をどんどん増やすしかありません。
しかし、新規のお客様を大切にし過ぎると、常連客は減っていきます。
経営理論の神様であるピータードラッカーは「企業の目的は新たな顧客の創造である」と言い切っています。
つまり、新規のお客様を大事にしろという事です。
ところが私は最近、逆のような気がしてきています。
つまりお客様側に立つと、自分がより大事にされたいと思う気持ちが強くなるのです。
誰が考えても、どちらのお客様も重要です。
ただ今後の2輪業界を考えると、ロイヤルカスタマーとの関係をより重視した方が良い気がします。
今後販売店の数は減少し、残された店により多くのお客様が集まることになります。
店の規模によっては、新規のお客様は、既存客の紹介が無ければ受けないといった時代が来ると考えられます。
そこには、必然として技術力の裏付けが前提ですが。