努力が必要
昨日M&A会社が本部を訪れ、計算上の弊社の価値を書類で持ってきました。
いろんな算定方法でかなりの差があります。
彼のニュアンスと私の感覚はほぼ同額でした。
思った以上に価格が抑えられたのは、ここ数年借入金が増加したためです。
私が店に行かなくなった数年間に、各店舗でかなりの緩みが生じました。
実績が悪くなる時は数店舗分の掛け算となります。
借入金が増えるはずです。
このような事は現場は知る必要はないのですが、長男の各店舗に対する危機意識の伝達が不十分だったのでしょう。
思い切って3店舗を閉店したり、業態転換をして、やっと現場に自立の感覚が芽生えたようです。
ともすれば中小企業というものは、独善的な社長の感覚のみで会社の価値を考えがちです。
プロの客観的な数値による評価を、せめて数年に一度くらい実行すべきです。
今の業績を倍にしたいのなら、何はともあれ資本がいります。
その調達の手段として、優良の大手企業によるM&Aは、ありだと思っています。
復帰するこの4年間で会社の価値を倍にする目標を立てました。
M&A会社の担当者は31歳です。
子供達と近い年齢なので、長い付き合いになるかもしれません。
その担当者に、毎年実績を送るから、その度に評価してくれと頼みました。
まだまだ弊社は、努力の余地が数多くあります。