傍聴

先日、簡易裁判の傍聴に行きました。

長男が原告側として出廷するために、私と次男とで応援に駆け付けたのです。

 

初めて六本松の新裁判所の正面玄関をくぐりました。

先ず、左手に8人のガードマン。

指示に従って持ち物検査を行いました。

確かに、凶器を持ち込むことが可能ですから。

 

その後、二階へ。

225号室が我々の部屋です。

入り口右側に当日の訴訟の一覧が張り出されていました。

ざっと見ても30件以上。

カード会社や信販会社が原告のものがかなりありました。

 

この自分達の部屋は、ドアが解放されていましたが、隣とその隣はドアが閉まっていました。

一覧の内容を見ると、「窃盗」となっていました。

成る程!

 

我々の順番の前に、傍聴席に3人で着席。

1件、5~10分間隔で粛々と処理されていきます。

殆ど被告人は欠席です。

 

いよいよ弊社が呼ばれ、原告席へ。

正面中央に裁判官その両脇に司法委員、前列に女性と男性の係の人。

三密を避けるために、狭い法廷の傍聴席も一つ飛ばし。

 

裁判官の質問に、長男は落ち着いて答えていました。

見かけによらず、肝っ玉が据わっています。

結局、時間中に被告人が出廷せず、来月に審議を持ち越すことに。

 

子供達は初体験でしたが、今後このような機会が増える可能性があります。

どんどん体験を増やすことで、不利な条件にならなくて済むようになります。

 

それにしても、これほど多くの人が、金を借りながら返済しないという事実を目のあたりにして、日本の良き道徳の衰退を感じずにはいられませんでした。

 

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