成熟した趣味
日経新聞の夕刊に「二輪 40~60代中心 若者取り込みが課題」というコラムが掲載されました。
最近のこの業界はリターンライダーが中心で、平均年齢がかなりの高止まりをしているという内容でした。
確かにその傾向は顕著なものがあります。
国内の新車販売台数が、1982年の330万台をピークに最近では30万台まで激減している事実も見逃せません。
しかし、私はあまり心配はしていません。
これだけSNSが普及している現在です。
バイクの格好良さや、便利さ、それに何と言っても非日常の体感等を経験すれば、一定の評価は得られると思っています。
TVのニュースのトピックで、コロナ禍のお盆の過ごし方が放映されていました。
その中で若者がホンダのカブに乗って、岩手の大学から福岡の実家まで、一般道を走って帰省した内容でした。
私もヤマハのセローで国道3号線、2号線、1号線と東京まで走破し、学生だった長男にそのバイクを渡してきたことが有ります。
彼も卒業時にそのバイクで福岡まで帰ってきました。
途中でハッとしたことも有りましたが、充実感は何とも言えないものがあります。
ある意味安価で、気軽に、非日常の体験ができる、その上ファッショナブル。
しっかりした技術力があれば、数十年に及んでも動かせる、大人にとってはたまらない玩具だと思います。
成熟した大人の趣味にぴったしです。