せめて
父から携帯に連絡が入りました。
用件は、ちょっとした食料品の買い出しと、母の薬を掛かりつけの病院へ貰いに行く依頼でした。
コロナが終息し始めた頃は、ホームも一日限定数で15分ほど、ホーム内での面会がオッケイでした。
ところが最近になってまた、面会謝絶となりました。
確かに病弱で高齢者が多いホームです。
当然の処置だと思っています。
それでも、義母が97歳、父が89歳、母が88歳なのです。
何時、その日が訪れるかもしれません。
私や魔ダムとしては、今こそ、毎日でも会いに行くべき時期なのです。
いろんな話を聞いてあげ、身体をさすったり、一緒に写真を見たり・・・
父から依頼のあった食料品等を購入し、義母の分も一緒にホームへ持って行きました。
車椅子に乗せられて、若いイケメンの男性に付き添われながら、窓越しに彼女に会いました。
魔ダムと一緒に大きな声で会話を行い、何とか通じたようでした。
まだ、私の顔を忘れていなくて安心しました。
今までも親孝行はしてきたつもりでした。
それでも今になって、もっといろんなことをしてあげとけば良かったと、少し後悔があります。
面会が許されるようになるまで元気でいて欲しいし、何とかひ孫達に合わせてやりたいと願っているこの頃です。