トヨタチーフエンジニアの仕事
LINEでサラリーマン時代の先輩から、「トヨタチーフエンジニアの仕事 北川尚人 著 講談社新書」を読んでみたらと連絡が入りました。
直ぐにアマゾンに発注しようと思いましたら、税込み968円で送料がかかります。
近くの書店等も探したのですが在庫切れ。
二日前に天神イムズの紀伊国屋書店でやっとゲット。
雨が降り続き外に出る気もしないどんよりとした昨日、一気に読了しました。
最初は技術系の本かと思いながら読み進めたのですが、最終的にはマネジメントの本としても十分読み応えが有りました。
我々のような少人数で会社を回している中小企業の経営書にもなり得ると思います。
在庫を持たない生産方式、品質管理、原価低減等だけがクローズアップされるトヨタです。
しかし、世界に冠たるトヨタの原点は、私の思う所とほとんど変わらないことに気付きました。
先ずは「人間力」が絶対に必要。次に「現地現物」。「見える化」の重要性。「即断即決」etc.
各分野の専門家が、明確な一つの目標に向かって全身全霊を傾ける。
それを束ねるのがチーフエンジニアです。中小企業経営者そのものでした。
改めて重要性を感じたこと。
1.目的のあいまいな作戦は必ず失敗する
2.伝えることは「目的」でなく、実行に移すための「手段」である
3.自分を支えてくれる関係者全員に対する感謝の心を常に忘れるな
4.『バッドニュース ファースト』
1台のニューモデルが市場に出るまでの詳細な解説を読んで、トヨタが「GAFA」に負けることはないと感じました。
これからも、私の乗り続ける車は「トヨタ」以外は考えられなくなった1冊です。