本末転倒
弊社はずいぶん前から社員ファーストを掲げてきました。
中小企業の中では、かなり働きやすい環境だと自負もしています。
実験的に11月、12月、1月、2月の完全週休2日制も導入しました。
これらのことは、お客様の立場から見ると、サービス力の低下にもつながりかねません。
それを補って余りあるサービスの向上を目指さねば、顧客は離れるばかりです。
メーカーの販路政策変更により、弊社も2店舗を閉店し統廃合しました。
残った店はスタッフも車両も技術も充実し、お客様への対応力は格段と上がったはずでした。
最近各方面から、店に電話しても全然出ない等の苦情を聞くようになりました。
本末転倒そのものです。
少ない稼働日数であるがゆえに、稼働日はそれこそ全身全霊をかけてお客様対応すべきなのに。
この様な状態を放置している経営者が悪い。
その次にスッタフを教育できていない店長が悪い。
こういう店に限って、「誰それが辞めたい」等の噂まで聞こえてきます。
私と長男の差はここにあります。
私はその内容を本人に確認し、どうしても辞めたいという意思のある人には翌週には辞めてもらいます。
長男にはそれが出来ません。そこが良い所でもあるのですが。
これだけ環境変化が激しく、今日の勝者が明日の敗者になる時代です。
真剣に一緒に会社を成長させようとしない人まで面倒見る暇はありません。
最近人手不足の影響で、雇用に関する道徳観が緩みがちだと思います。
やる気のない人には、いくら時間とお金をかけても無駄です。
我々はサービスを提供して、お客様に喜んでもらいそしてお金を頂く、「プロ」なのです。
誰でも平等に扱う義務教育の場ではありません。
私が30年経営して得た教訓、『少数になれば精鋭になる』。
一人当たりの年間売上高、『5000万円』が一つの基準です。