迷った時にはこれ
なかなか自分自身の第二の人生の目標が決めきれません。
迷ってばかりで、今月も既に半分過ぎました。
これからは、自分と社会貢献の為に時間とお金を使おうとは考えているのですが。
何はともあれ老後の不安を思うと資金が必要です。
株式投資を再開したものの、デイトレーダーではないので、時間はたっぷりあります。
毎週水曜日午前中の書道教室と月曜日夜遅くのテニススクールだけは、健康と集中力アップの為役立っているだけでなく、楽しくなってきました。
30代の若者達との激しい練習は、私のなまった筋肉を驚かせ、身体中に一気に血がめぐり、私を若返らせてくれます。
書道教室も、気づけば進級していました。
しかし、これだけでは物足りないのです。
漠然としていて核となるものがありません。
そんな時、ふと書棚を眺めましたら、薄く色あせた文庫本が目に留まりました。
三島由紀夫著「葉隠入門」。
三島が『私の只一冊の本』と呼んで心酔したものです。
相変わらず彼の書評は難解な文章ですが、読み進むにつれて、少しずつ理解できるようになります。
書道教室から帰宅して直ぐだったのか、その中の一説が気に入りました。
「名人の上を見聞して、及ばざる事と思ふは、ふがひなきことなり。名人も人なり、我も人なり、何しに劣るべきと思ふて、一度打ち向はば、最早その道に入りたるなり。」
(名人のことを知れば知るほど自分は及ばないと思うことはふがいないことだ。名人も人ならば自分も人である。何で劣ることが有ろうかと努力して、一度対決したならその時点でその道に入ったも同然だ)