借金は経営者への第一歩

子供達が最近かなりのストレスを抱えているようです。

30代で他の人では考えられないような金額の借金をしました。

その時点で覚悟が出来たのでしょう。

 

仕事に関して今まで以上に真剣に考え行動するようになったと感じます。

本気で事業承継させるには、やはり大きな借金をさせることだと痛感しました。

 

ここに多くのストレスが発生する原因があります。

借金という大きなプレッシャーを受けながら、懸命に仕事に打ち込んでいけばいくほど、社員や取引先のミスや至らなさに気付き始めます。

思うようにならないことが続いて発生するのです。

 

このような事は、今までも生じていたのですが、本物の経営者になる前は気づかなかっただけです。

何故事前に報告してくれなかったのか、何故指示通り動かなかったのかetc.

これからも数多くこのような事は出てきます。

30代でこれを達観する事は難しいと思います。

 

私も当時は同じようにストレスだらけでした。

ただ私は、幼い直情型だったので、お客の前だろうが、取引先のえらいさんだろうが、直ぐに大声で意見を言っていたものです。

 

その結果どういう風になったか?

社員からは、お客の前で小言を言われるのは、お客様自体が良い思いがしないと窘められ、取引先の担当者からは面と向かって、あなたが取引先社内の中で一番嫌われていると言われました。

これらのことがあってから、又ボランティアでラグビーを教えるチーフコーチとなった時に、考えを少し改めました。

 

私と同世代の異業種の父親達に、如何に気持ちよく動いてもらうかを真剣に考えたのです。

小学4、5、6年生と3年間受け持ちます。

その時に私は7人の大人のコーチに「目的 目標 毎年の練習メニュー 等」を細かく冊子にしたものを配ったのです。

 

そして子供達と親のまとめ役である「学年委員」さんにもそれを渡し、口頭で説明もしました。

その上で子供達全員の親を集め、説明会も実施したのです。

結果として県でも最弱だった4年生が、最終目標である6年生の県大会では準優勝するまでになりました。

 

私の真似をする必要はありませんが、愚息達も将来のビジョンを詳細に、自分の言葉で紙に書くことを勧めます。

何度も何度も推敲を重ねていけば、かなり良いものが出来ます。

それが出来たうえで、先ず幹部に協力を仰ぐことです。

そして最後は全社員で共用することです。

 

今年は、こちらからアドバイスをすることを止め、店に行っても何も言わないことにしています。

息子達にも同様のことを言いました。

さてさて、どう対処するのか楽しみです。

 

 

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