良いものは高い
少子高齢化が進むことは既定の事実ですが、だからといって、有効求人倍率が高止まりのままと考えるのは早計です。
誰でも大学に入学できる現在の、受験者数と大学数との関係と同様です。
有名大学の倍率は一向に下がらず、学生数が募集定員を割る大学も増えています。
リーマンショック後の有効求人倍率は「0.4」倍。
平成30年12月のそれは「1.63」倍。
この数か月この数字が下がってきています。
特に大企業は既に「1」倍を割っているとも言われています。
本当に必要とする人物、技術力のある人にお金も求人も集中してき出したのです。
我々もそういう会社を目指すべきです。
今までは、辞めてもらっては困るという事情で、コンプライアンスや仕事の質等にも緩みが有りました。
ここで思い切った手を打たないと、生き残れません。
同業者の中で待遇を一番よくするとか、働きやすい環境にするとか、働き甲斐のある会社にするetc.
両親が住むホームへ行ってきました。
ホーム名が変わっていました。
今までの運営会社が別の会社に運営権を売却したのです。
その結果どうなったか?
ホーム居住者の支払う費用が一気に上昇しました。
ヘルパーを含む従業員の給与を上げるためです。
満足のいくホーム運営には、従業員の質の向上が欠かせません。
その結果、入居者の費用が上がっても仕方ないとの発想です。
高額であっても、満足の出来るホームになればそれなりの需要はあるのです。
これは私の持論ですが、良いもので安いものはない。
安さを選ぶ人はそれなりの、満足を選ぶ人もそれなりの、それぞれの店があって良いのです。
誰もかれもが「お客様は神様」という時代は終わったと思います。