努力の量
環境変化のスピードが異常に速い、これからの時代を生き抜く経営者もメカニックも大変だと思います。
人一倍の努力は欠かせない要素となるでしょう。
会社は経営者の人格に近くなると思います。
となれば、その人格を高めるところから出発しなければなりません。
財務、法律、経営等の勉強以外に精神修養もしなければなりません。
一方、メカニックはメーカーの販路政策により販売店の数が減った分だけ、特定の店に整備が集中することになるでしょう。
その時に起こる現象は、「〇〇さんに整備をしてもらいたい」とのユーザーが出てくることです。
バイクの修理は、医者と患者の関係に似ています。
評判の良い医者には長蛇の列、それ以外は大半が赤字経営の構造不況業種。
良いメカニックになるには、何よりもさておき、手術と同じで修理件数を増やすことです。
慣れと経験に裏打ちされて、さらなる向上心を持ちながらの努力で、圧倒的な差がついてきます。
自分がどう評価されているのかを知るには、「工賃の金額」「整備伝票の数」を見れば一目瞭然です。
経営者もメカニックも評価は会社や自分がするものではありません。
取引先とお客様が下すものです。
常に謙虚になり、「まだまだ、まだまだ・・・」という気持ちを忘れないことが成長に繋がります。
歴史上最も偉大なギタリストと言われる、アメリカ生まれの「ジミーヘンドリックス」の言葉です。
『俺が10時間ギターの練習をして、ああ頑張ったなあと思っても、どこかの誰かは11時間練習している。そういうもんさ』