菜根譚
会社経営に一生懸命になればなるほど
失くしているものも多くなります。
経営は、常に競争相手がいて、かつお金が絡みます。
倒産の危機に瀕する事もあり
なかなか心穏やかにはなれません。
ついつい自分の性格の長所までも見失って
勝つことに腐心する場合があるのです。
そのような時に、本来の自分を見失わない為にも
偉人の言葉や書物が重要になってきます。
田中角栄や野村克也氏も愛読したという「菜根譚」を
久し振りに読んでみました。
当然解説付きのものですが・・・
自分の中で一番大切にしていることが
「我、人に功有るも、念うべからず。しかるに、過たば則ち念わざるべからず。
人、我に恩有らば、忘るべからず。しかるに、怨みは則ち忘れざるべからず。」
弊社の社是にもなっている「感謝」はここからきています。
(人に施した善行は忘れて、人から受けた恩は忘れずにお返しする。
また、人に掛けた迷惑は決して忘れない。)
くらいの意味です。
自分一人では、何もできない謙虚さを失いたくないものです。