背伸びせず淡々と
現在私が居候している真ダム邸は、極寒の時ほど有難みを発揮するというか、優れた機能性を発揮します。
9.9kwの太陽光発電で、オール電化。
そして、階段を除く風呂場やトイレの中や二階の部屋まで、部屋中が床暖房になっています。
その上、樹脂製の3重サッシなので断熱効果もハイレベルなうえに、遮音効果もかなりのものです。
常に部屋の温度を23度前後に設定しているので、どんなに寒い日でも快適に過ごせています。
ただこれが欠点で、それを補うべく外気温と室内温が一目でわかる機器があらかじめ準備されているのです。
昨日はラグビーのコーチングの日でした。
午前5時50分にタイマーをかけ、目覚めて階下へ。
風の音がかなり聞こえてきて、外の強風が簡単に想像できました。
温度計の機器を見ると、室温は22.3度、外気温は1.2度と今年の最低です。
ラグビーの練習はいつもの海岸沿いの小戸公園です。
この自宅以上に風は強いし、気温は低いのです。
逡巡後、行くことを止めました。
私は、大きな野望のために時間が必要なのです。
身体を一番に労わらなければなりません。
この環境下で無理して出かけても、私の体力や健康が促進されるわけもなく、返って体力の消耗と免疫力低下を招くと考えました。
早速、読みかけの「山本周五郎 作 樅ノ木は残った 下巻」を読み始めました。
2026年2月8日(日)10:16 読了。外は、雪もやみ薄日が差していました。
2026年2月2日(月)23:56に「上巻」を、2月6日(金)16:58に「中巻」を読了していました。
あくまで歴史小説ではあるのですが、著者があえて「歴史的事実を歪めたり、牽強付会(けんきょうふかい)したりすることをできる限り避け」と書いてあることからも、迫真の情景が蘇ります。
読み進めば読み進むほど、主人公の原田甲斐と私の違いに打ちひしがれます。
武家社会の「御家のため」は、小説だけでなくTV等のドラマでもしばしば出てきます。
しかし、これほどの究極の自他を知りもしませんし、想像すらできませんでした。
あまりに小さな自分を知るにつけ、虚無感にさえ襲われそうになりました。
しかし、執務室の窓からある光景を見てすぐに我に返り、やはり死んでは何にもならない、自分は自分なりに少しずつでも成長しようと考えが変わりました。
小学生低学年の男の子と女の子の複数が、元気よく大きな声を上げながらドッチボールをしていたのです。
この小説の中でも出てくる『韜晦(とうかい)』は、粗忽で単純な私にも必要な要素かもしれません。
