長期で考える習慣
長年デフレで過ごしてきた日本人の大半は、未だにインフレなる意味が理解できていません。
インフレになれば、当然物の価格は上がるし、金利は上昇します。
政府と日銀が必死になって、デフレに戻らないように政策を実行中です。
となれば、暫くはインフレが続くと一時も早く自覚することです。
日々接する食品等の価格には誰もが敏感です。
今回の選挙の争点も、これが主要なテーマとなっています。
私から言わせれば、どのような対応をとっても、元の価格には戻りませんし、安くなった感覚にはなれないと思います。
それでも、人生が大きく変わる心配はない気がします。
しかし、一生に一度の大きな買い物である住宅に関しては、買うタイミングを間違うと、人生そのものに躓く可能性が大きくなります。
住宅価格が急騰している福岡市内で考えてみます。
私が購入した頃は、男性単独の年収の4~5倍の価格でした。
現在では、福岡市内のマンション価格は7~8倍になっているそうです。
駅近ともなると10倍を超えるとのこと。
最近では夫婦のペアローンで、借入期間50年ものにシフトしてきたとのこと。
私の知人が数年前に高額マンションを購入しました。
超パワーカップルなので、共有名義にしたものと思っていたら、彼自身の単独名義にしてあるとのこと。
共有名義は、離婚の時に最も厄介な問題となるからだそうです。
我々世代は、滅多なことでは離婚まで発展しません。
2024年の離婚件数は約18万5895件、1年=525.600分。
525.600÷185.895≒2.8 現在では、2.8分に一組は離婚しているのです。
今年で、私が決断し借り入れた、国内部門の延べ数億円の借金は全て完済です。
そのような仕組み作りを長年していたからです。
輸入部門はここ10年程の先行投資があるので、かなりの借金が残っています。
それでも、土地の売却が済めば健全性に近づけます。
世間や経済の専門家も総じて、失われた30年に及ぶ日本経済はデフレの影響と、かなり悲観論が多かったと思います。
しかし、考え方を変えると、だからこそ私のように資産が不足しているものには、チャンスが30年間も続いたことになるのです。
当初から安い賃貸アパートを借りれたし、食費も安い、それに店舗の賃料も安い。
信用が付くにつれ銀行はどんどん低利で融資をしてくれる。
雇う従業員の給料も高くはなく、建築コストも安い。
デフレの時だからできた多店舗展開(キャッシュフローと撤退まで考えて、事業用借地権が一番安全と理解)。
デフレの時だからできた個人の住宅取得(土地も金利も安く建築コストは現在の4割くらい)。
デフレの時だからできた不動産投資(現金が有利な時代、投資物件を現金化する動きが活発、それを低利で安く買えた)。
デフレの時だからできた株式投資(100円前後の株を買い続けたら勝手に残高が増えていった)。
私個人と我が会社グループにとっては、現在のインフレはどちらともに追い風となっています。
有難いと思う感謝の念と『運』の良さをつくづく感じています。
これからインフレになり、どのような対応をしていったらよいか、各自が長期の視点で考え行動することが成功の秘訣だと感じています。
インフレ時の物価高に即効性があるのは、何度も記述していますが「円高」に誘導することです。
今回の米国財務省によるレートチェックは、単にドル安容認だけではありません。
世界で一番米国債を保有している日本が、円安阻止で為替介入の原資に米国債を売却することを危惧したものと、私は勝手に想像しています。
経済原則と世間の風潮にのっとれば、デフレは現金が有利、インフレは現金が目減りで不利となります。
実際その通りなのですが、天邪鬼でせっかちな私は、上記のように専門家や世間とは逆に動きます。
現在まで現・預金の比率が少ないのを、これからはせっせと積み増していきます。
5年くらいたって、株式や不動産が暴落した時に、その両方を一気に買いしめたいと考えているからです。
