未だ決まらず

 私は1986年8月1日に福岡に来てから、40年に亘り福岡市内で過ごしています。

会社の成長と共に、取引先を接待する店も決まってきました。

それこそ、評判のいい色んな店に顔を出し、お酒は飲まずに、味だけを堪能するのです。

その中でも自分が美味しいと思える点と店主との相性がいい点で、接待の店を決めています。

 鉄板焼き(ステーキ)、寿司、天婦羅、中華までは誰を連れて行っても大丈夫な店が決まりました。

残り、フランス料理、イタリアン、鰻の店が決まっていません。

イタリアンについては、私の知人が近く連れて行ってくれるところが、とても素晴らしいようで期待しています。

フランス料理に関しては、ラグビー繋がりの店を再訪しようと思っています。

 問題は鰻の店なのです。

熊本の植木にある「徳永」は私好みです。

しかし福岡市内には未だ見つけることができません。

 地元の新聞で、他県の有名な鰻店が満を持して福岡に出店し、最近オープンした記事を見ました。

価格も高く高級志向のようだったので、一度行ってみることにしていました。

たまたま取引先の責任者が東京から来たので、次男と共にその店の個室を予約しました。

 いつものようにかなり早くその店に到着して、店の周りや建物の造作、接客を観ることにしました。

店の作りはかなり凝っていました。

接客は普通。

15分前に予約していた個室に通されました。

すでに3人分の先付やお絞りが並べられていました。

この時点で私の対象外となり、お絞りも生温いものでこれもアウト。

コース料理の味も普通。

 取引先の彼には申し訳なく思いました。

帰り際に色んな席を観察すると、アジア人と西洋人で大繁盛。

中庭に池があり鯉が泳いでいることが評判のようです。

 広すぎる店舗と、若いスタッフの粗い接客。

残念ながら、私好みではありませんでした。

外国人や観光客相手のビジネスで、果たしてどこまで存続できるのか?

 我々のビジネスは地元密着型であることを忘れてはいけません。

お客様個人個人の顔や性格まで把握するくらいの、細かな対応が必要です。

長くリピートしてもらうためには、急激なお客の増加は望ましくありません。

成長は少しずつが長持ちの秘訣です。

少子高齢化に最も合ったビジネスモデルと考えています。

 

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