どちらが正しいか分からないが
1月12日(月)~13日(火)まで、今年初めて、グループ店の一部を回りました。
先ず、12日の午前9時55分に、経理の真ダムと鹿児島店へ到着。
相変わらず、真ダムの凄さを感じました。
午前10時から、昼食のホカ弁を食べた15分くらいを除いて、午後4時半まで経理の仕事。
一方私は何時ものように、バックヤード、トイレ等のチェック。
お客様が途切れた時に、店長にバイクの在庫金額と部品用品の在庫金額を突然聞きました。
答えが曖昧でしたので、軽く叱責。
売上高が2億円前後もする小売業で、店長が単に任されているというくらいの感覚では絶対にその店は伸びません。
自分の会社で、自分が社長のつもりで経営することです。
社長が、在庫金額や現・預金、主な商品の仕入れ価格、1台の修理完了の時間等の数字位把握していて当然なのです。
鉛筆1本を仕入れるにも価格だけでなく、本当に必要か気を使うべきです。
店の社長が、他の従業員の生活をよくするために経営しているという自覚が最も大切なのです。
バイク業界が社員に高給を払えない理由。
現金が在庫(新車・部品・用品)に代わり過ぎている。
鹿児島店の無駄は新車で1600万円、部品用品で800万円の合計2400万円。
運転資金が足りないはずです。
『在庫回転数=年間売上原価÷平均在庫金額({期首在庫+期末在庫}÷2)』
仮に2億円の売上高の店があったとします。
売上原価が72%(粗利率28%)だとしたら(2億円×0.72=1億4400万円)
この時の適正在庫金額はいくらくらいか?
私は「在庫回転数」は8回以上を常に目指していました(数年に一度の戦略的に同機種を大量に仕入れる場合は別)
1億4400万円÷X=8回 X=1800万円
簡略化すれば、売上高2億円の店の在庫は車両や部品用品を含めても2千万円もあれば十分ということです。
私は売上高よりも粗利率に拘りました。
私の時より、息子達の経営の方が売上高はかなりの増収となっています。
私の経営時の一店舗のモデル実績。
売上高1億3000万円、粗利率34%(売上原価66%)、平均在庫金額1000万円。
在庫回転数=(1億3000万円×66%)÷1000万円=8.58回
バイク業界の全国会議等に出席すると、大抵は売上高が何億とか販売台数が何百台とかの話ばかりでした。
彼等が粗利率30%を超えることはほとんどありませんでした。
だから、キャッシュが潤沢な私は多店舗展開できていて、どのバイクショップよりも早く工場に空調設備を完備できたのです。
翌日に熊本店と筑紫店へ行きました。
両店長共に、直ぐに在庫金額を答えられ、かつそれらを何とか減らそうとしていて期待が持てました。
筑紫の店長に、あるサイズのタイヤの仕入れ価格を聞いたら即答できたので、こちらも合格。
彼にアドバイスしたのは、「全ての仕入れに関する請求書は疑ってかかれ」というもの。
どんなにDXが進んでいても、どこかに人力が加わります。
私は大手の請求書の間違いを何度も発見したものです。
膨大な数字を毎日見ていると、不思議なことですが、おかしいと思える数字が何となくわかってくるものなのです。
小売りで成功するには、在庫回転数を上げることと、もう一つが吟味して決めたなら仕入れ先を絞ること。
併売店が駄目になったように、仕入れ先や取引先が多岐にわたる店で上手くいくはずはありません。
管理が煩雑で、取引先もそんな店を大事にするはずもないからです。
3店を回って感じたこと。どの店もユルイ!!
「楽しく・明るく・元気よく」仕事するには、猛烈な努力が必要なのです。
日本女子で初めてマラソンの金メダルを取った高橋尚子選手の「とても楽しい42.195キロでした」という名文句は、すざまじい努力の結晶と1位だったから言える言葉なのです。
