模範にする
以前、私の経営の師匠でグルメのご夫婦を、私が人生最高と思う寿司店へ招待したことを記述しました。
この御主人の最も尊敬するところは、物事をはっきり言う(普通の人は傷つく可能性がある)が、嘘がないということです。
ある人物を彼に紹介した時に、後日「あいつは駄目だ。俺はこれ以上拘わらん」とハッキリ言われました。
まあ確かに、私は情が入っていて、その人物の評価が甘くなっていたことは事実です。
逆に、年下や後輩でも自分が気に入れば、偉そうにはせずに対等に扱ってくれます。
件の接待が相当気に入られたことは、本人の口からだけでなく奥様からの真ダムへのメールでも伺えました。
私としては、試験にパスしてほっとした心境だったのですが。
鹿児島在住ながら、ゴルフと食のために小樽にマンションを購入されて20年以上となります。
12月は27日くらいまで小樽で過ごされ、帰郷されます。
先日、私が事務所で株価の画面とにらめっこしていたら、真ダムからメールが届きました。
内容は、その先輩から、何と毛蟹が4尾も送られてきたとのこと。
以前もたまに送られてくることはあったのですが、不漁と軽いものしかなくて最近はホタテとイクラでした。
毛蟹の価格は重さで決まります。
1㎏を超えると相当なもので、1尾16000円~18000円ほどします。
その日に1尾を我々夫婦で丸々食べ尽くしましたが、食べる前に重さを量ると1.4㎏。
ということは4尾で7万円前後の勘定です。
食べながら無言で蟹の身をほじっていた真ダムに言いました。
蟹の専門店でも、恐らくこのような贅沢なメニューはない、況や自宅でこれができる人は九州で何人くらいいるだろうねと。
相変わらずの無言を続けて、蟹と悪戦苦闘中でした。
100人いたとしても九州全体の人口約1300万人の0.001%、これは安めの宝くじの当選確率並みというと「ふ~~ん」。
狂喜乱舞、欣喜雀躍、歓天喜地等の言葉ではいい尽くせないほどの嬉しさでした。
子供の家族に1尾ずつ分けますが、それでも1尾余ります。
我々二人でまた食べ尽くすのは、あまりに傲慢な気がします。
誰かと一緒に分かち合って食べたいものです。
すぐにお礼状をしたためましたが、返礼は我々相応の門司港地ビールにしました。
たかが年下の後輩にこれだけのことをしてもらい、恐縮至極です。
また一つ人生の教訓を得た気がしました。
