私の考え
日銀が12月17日(水)に発表した資金循環統計速報によると、9月末時点の日本の家計の金融資産残高は2286兆円と過去最高だったそうです。
主な理由は株高・土地高で、一方現預金の比率は18年ぶりに50%を切り49.1%になったとのこと。
「株高不況」はこの様なマクロの数字にも顕著に表れています。
しかし、ポピュリズムの典型である国民へのバラマキ政策は、資金的裏付けは何もありません。
手っ取り早いのが、タバコ・酒類の増税と富裕層への増税、そして最近目立つのが相続税の増加。
相続税は、2025年度に3.6兆円となり過去最高を更新する見込みだそうです。
今後も少子化が進み相続財産を受け取る人が減り、財産保有率が高い高齢者の死亡が増えることによって、相続税は増加するとの見解です。
我々夫婦も相続について、税理士・銀行・生命保険・損保から、具体的な方法等を調査してもらっています。
しかし、この基本原則は、子供や孫にいかにお金を残すかに重点が置かれています。
私は、子孫に美田を残さずとまではいかなくても、大きな財産を残すつもりはありません。
子供達にはすでに会社と住居を残すことを約束しています。
孫達には、教育や習い事の大変な費用の一部分を我々が持てばそれで十分と考えているのです。
『魚を与えるよりも魚の獲り方を教えよ』
私は計画的に、私の財産と真ダムの財産が半々になるように、資産運用を行ってきました。
大抵の人はご主人に財産が片より、先に亡くなる確率が高いご主人の相続で大変な目に合う確率が高いからです。
また、もう一つの理由は、弁護士ならすぐに理解できます。
私が真ダムの分も資産運用を行っていて、真ダムと子供達にも我々の財産を隠すことなく伝えています。
運よく真ダムの財産がこの十数年で数倍になりました。
そこで彼女に私の考え方を伝えました。
勝手な想像ですが、私が先に亡くなる確率が8割で彼女が先の確率は2割。
私が先に亡くなった場合、一般的には私の財産の半分を真ダム、残りの半分を子供二人で半々に分け合うこととなります。
真ダムに私の現在の財産の半分が彼女に渡るとどうなるのか数字で示しました。
どうしてよいか分からないというのが彼女の意見。
未だ勉強不足の息子達と彼女が相談しても、良い方法は見つからないばかりか最悪、ロマンス詐欺か何かで騙されるのが関の山でしょう。
そこで私が、彼女の財産の大半は自分のために使ってしまえとアドバイス。
私が亡くなった時に彼女の財産が「0」であっても、私の財産の半分は無税で入るからです。
その金額と年金があれば、110歳くらいまで現在と同様の生活ができます。
逆に彼女の財産が「0」になった時点で彼女が先に亡くなっても、私は平気です。
自分でどんどん資産を増やす自信があるからです。
これを理解したら、即実行です。
我々のベッドは26年間同じものを使用していて、彼女はシングルで何時も窮屈な感じで寝ていて、肩や背中の痛みがたまに出ます。
そこで、彼女のベッドを買い替えることにしました。
デパートの外商に頼んだら、タイミングよくシモンズの100周年記念品が出たばかりと。
私が選んだのが、セミダブルの7.5インチ両面ピロートップ100thのマットとベッド一式。
最初マットだけの価格と知らずに、そう高くはないと思っていたら、ベッド一式が完成形となるとそこそこの価格となりました。
彼女がこんな贅沢な品はいらないというので、今から毎日30年間使うことを思えば安いものだと説得しました。
それでも、私ひとりじゃいやだから、あなたの分も買ってあげると、どういう風の吹き回しか優しく言ってくれるのです。
私は「今、ぬくぬくしたベッドに寝ると『野心』が小さくなる。自分で理想の事務所を購入した時に、シモンズの最高峰を買うから」と。
この古いベッドも、26年前に私が株式相場で大儲けをして購入したフランスベッドです。
長男のマットと比較すると、1.5倍ほどの厚みがあり高級でした。
マットだけ長男のものと交換して残り一式を業者に処分してもらいました。
これでほんの少しだけ真ダムの財産が減りました。
