有難うございました

 先日、知人ご夫婦を天婦羅料理専門店の「油 HITOTSUKI」にご招待しました。

奥様は真ダムとテニスの縁で交流があり、その延長で私もご主人と知己を得ました。

 彼の所属する会社が、大手内装関連の会社で、弊社グループ店舗のタイルや水回り商品等で大変お世話になりました。

さらには旧居のリフォーム時にキッチンと風呂場とトイレを、旧マンションではそれこそ床や壁やほとんど全てのリフォームを安価に素晴らしい出来栄えにしてくれました。

 その彼は現在子会社の社長として、日本国内を飛び回っており、来年61歳まで勤めるとのこと。

もともと千葉が実家でしたが、福岡市内にマンションを購入し単身赴任で現在東京で一人暮らし。

彼の息子さんが就職で東京に住むことになり、一家そろって東京へ引っ越すこととなったのです。

 来年の1月には引っ越すということだったので、急遽お礼の会を催すことにしました。

お店は我々4人、3人連れの日本人と1人の香港人女性の8人で満席。

彼は店に入るなりトイレに行き、便器は他社のものだが壁は当社のものと笑いながら私に語りました。

 私以外は皆お酒をたしなみ、そこそこ酔いが回ったのでしょう。

彼が饒舌となりました。

主に私の興味を引いたことが、イタリアのタイルの素晴らしさには日本は勝てないということと、最近ではパンフレットには掲載しない超富裕層向けの商品の充実を図っているとのこと。

お風呂場だけに2000万円をかける人がそこそこいるそうです。

大手住宅会社も秘密裏に、そういう部署を立ち上げ始めたそうです。

 何となくバブルの匂いを感じますが、これだけ不動産、金、株式が上昇して資産が急増している人は少なくないのも事実なので、あり得ない話ではないと感じました。

一通り内装関連の話が終わった後、現在住んでいる福岡市内のマンション売却と、千葉の実家の一戸建てに関してアドバイスが欲しいということになりました。

彼の会社も住居関連にも強いので、その類の不動産会社には聞くつもりだそうですが、一度も売却したことがないので私の意見を参考にしたいと。

 ポイントは信頼できる不動産媒介の会社と担当者であるか。

私は信頼できる大手不動産会社の担当者と出会い、全て彼に任せていい結果が出ています。

それで、「一般媒介契約」ではなく、一番拘束力のある「専属専任媒介」で行っています。

 彼には、私が上記担当者に彼のマンションの相場を聞いておくので、それを基に先ずは自分が頼みたいと思った不動産会社と「一般媒介契約」を結び様子を見る。

結果を急がないのであれば、その後に私が紹介する上記担当者と「専任媒介」を結べばよいと返答。

 実家の千葉の一軒家は、なるだけなら古家付き、土地面積は公募面積に準じるという内容で売却を図る方が受益額が多くなる。

不動産会社は、古家を解体して測量で実測を求めてくる。これだけでおおよそ300万円弱費用が掛かってしまう。

さらに売れずに長期間放置していたら固定資産税が古家付きの6倍になるデメリットもあると返答。

 売却を急がないということでしたので、様子を見ながら自分自身で不動産売却の本を読み知識を得ることを勧めました。

全ての食材が美味しいものでしたが、特にわざわざ飛行機で仕入れに行った北海道のゆり根と日本海の香箱蟹(メスのズワイガニ)とアナゴは最高でした。

不思議な縁ですが、この店主と私の一押しの寿司店の店主は知り合いで、開店も2019年のコロナの1年前で同じ。

オープンして1年目でコロナに遭いながらも、現在でも生き残っていることに、彼等の腕を感じます。

アノマリーにたがわず、夫婦で切り盛りされている美食の店です。

 お二人を件のマンションまでお送りして握手して別れました。

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