感謝しかない

 今月のある日に、このブログで何度も出てくる、私が日本一美味しいと感じている寿司店へ行きました。

年に一回、12月の恒例としているのです。

これは、脱サラして仕事ばかりして家庭を顧みなかった私が、お詫びに真ダムを交際記念日に招待するものでした。

11月にグルメの経営者の師匠夫婦が来られたので、今回は2か月連続となります。

 数年前から、長男と次男の嫁さんも呼んで4人での会にしています。

男性は、接待などで美味しい外食を経験しますが、妻たちには子供もいるためになかなかその機会がありません。

12月のこの日だけは、長男と次男が子供達の面倒を見て、奥様達は思いきり美味しいものに舌鼓を打つのです。

 私は、11月にも来ていたので、似たようなコースかと思いきや、今般もまた驚かされました。

コースの内容が変わっているだけでなく、一段と腕が上がっているのか、単に美味しいと表現するのも憚れるレベルに昇華していました。

ナパバレーのカプコン創業者である辻本憲三氏が設立し高級ワインの代名詞となった「KENZO ESTATE」を1本空けました。

この店主と出会った奇跡を感謝しています。

 いつものように、我々4人の貸し切りにしてくれていました。

このような配慮がたまりません。

彼と鹿児島出身の奥様二人のコンビで、次々に料理が運ばれてきます。

 我が長男と同じ年の彼は、中学を卒業してからの修業というたたき上げです。

立派なところは、食を中心にいろんな本を読んでいること。

録画してみるTV番組は、「プロジェクトX」「ガイヤの夜明け」「カンブリア宮殿」「プロフェッショナル仕事の流儀」「逆転人生」というのです。

盆休みと正月休みは長くとって、家庭サービスをしながら「芸能人格付けチェック正月スペシャル」は必ず見るとのこと。

いいものを見たり聞いたりすると、とても役に立つそうです。

 彼に美味しい店を見抜く秘訣を聞いたら、即座に「夫婦で協力している店」と答えました。

これは我々2輪業界も同じと思いました。真ダムに子供達の嫁に感謝せずにはおれません。

伝説の帝国ホテルの料理長だった村上信夫氏に、彼の師匠が来るまで1貫だけ握ったことが思い出だそうです。

私が良く行くステーキ店の「うまかもん亭」も村上信夫氏がお忍びで来られていたことで有名です。

 村上信夫氏から彼の一番弟子である「三國清三」氏へと話題が続きました。

私は彼の著書である「三流シェフ」を読んで考えるところがあったので、この店の店主に嘗てこの本を薦めたところ、既に読んでいて驚いたものです。

常に新たなことにチャレンジして、食の追求が半端ないのです。

 帰り際に、高級知覧茶を頂き今年も大満足でした。

面白いものです。

帰宅してNHKのEテレをつけると、話題となった三國清三シェフが若者に講習する番組。

「自分の一番好きなものを見つけること。コツコツと諦めずに続けること」が結論のようで私も腑に落ちました。

 

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