法人と個人

 株式投資は法人と個人で、投資方法を若干変えなければならないというのが私の考え方です。

個人の場合は、既述している通り筑邦銀行のように、含み損を抱えながらもしつこく保有すべきです。

もうすぐ10年間の保有となろうとしています(その間配当金と5000円相当のハム、500円のクオカードは貰い続けています)。

しかし、法人ではこのように悠長なことはできません。

私の「一人法人」では、配当金と譲渡益が収入の一部になるからです。

 私は、来年2月末で長男の会社の取締役会長と次男の会社の相談役を退く予定です。

つまり「給料」が「0」になります。

自分の力で給料を捻出しなければなりません。

 事業承継に関しては、60歳の還暦を迎えた頃から、本を何冊も読みこみました。

そして、10年くらいかけて完全移行するのがベターだと確信しました。

ただ私の性格上、引退後何もしないというのは、ボケの進行を早めるし、面白くない人生の後半を過ごすことになると考えました。

そこで、自分の好きなことは何かを考え、投資を中心とした「一人法人」を立ち上げたのです。

 私のラッキーナンバーであり、一粒万倍日の平成28年7月27日に設立。

この9年間はこの会社からは一銭も給料を取っていなくて、利益は全て会社に再投入しました。

取引銀行のお陰で、資本金100万円の出来立ての会社に多額の融資をしてくれ、レバレッジを効かせた不動産投資が最初でした。

数年前にこの物件を売却して、まとまった資金が出来、それをまた株式に再投資しました。

この時に考えたのが、個人の発想と同じで、防御株と攻撃株の発想です。

 お世話になった取引銀行株を購入し、防御株としました。

年に2回の配当金があり、資金繰りにプラスとなります。

この株は余程のことがない限り売却せずに買い増しを続けるつもりです。

余った資金を攻撃株に振り向けます。

今年はその攻撃銘柄がシンニッタンで大きな譲渡益を3月に出しました。

その勢いでB株を攻撃株として購入。

 11年連続の赤字企業でしたが夢があり、今年の4-9月期の決算で黒字転換を予想。

ところが予想は大外れで、現在まで至っています。

何と言っても配当金もありません。

個人なら今後も保有を続けますが、法人ではそうはいきません。

 遂に決断し実行しました。

2025年12月9日(火)は早朝から事務所へ向かい、久し振りに株式市場開始前からPCとにらめっこ。

189円で27000株、190円で10000株売却しました。

平均買値は188円なので譲渡益は税込み+47000円しかありません。

9か月間保有した結果がこれです。

 売却した資金の一部でずっと気になっているS株を追加購入し10000株としました。

平均買値は410円で、今年の残り2週間保有すれば18円の配当金が3月に入るからです。

18円×10000株×0.79685=143.433円は確保したようなものです。

まだ少し待機資金は残っているので、12月15日~19日の間で日経平均が急落したら、更に買い増しする予定です。

 このS株はどうも私の勘に引っ掛かります。

「1億円プロジェクト」のA株は既に配当金は入金がありました。

これを売却して、S株を購入しようかとも考えています。

10日以降に決断を下す予定です。

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