有難みをひしひしと

 元来私は見た目と違い、非社交的で論理よりも感情が優先との自己分析を行ってきました。

おおよそ私は、団体行動や組織は苦手なタイプです。

このブログでも友人がほとんどいない旨の記述も何度もしました。

いつも「ひとはひと」という感覚がかなり強くて、「死ぬときはひとり」という感覚も常にあります

そのせいか、自分よりも頭脳も地位も数倍高い、または大金持ちでも、逆に生活保護を受けたり心身に不具合を生じている人に対しても、何ら態度が変わることはありません。

何らかの事柄単体で他人を目標にすることはあっても、人生等を他人と比較することは先ずありません。

金融資産を数十億持っている私よりも7つほど年上の知人が、ずいぶん昔に私に「君の自信はどこから来るの?」と聞かれ、あまり意味が分かりませんでした。

その方は、銀行をはじめいろんな取引先から、希少な宝を扱うように大切にされていたそうです。

それを私は一般的な先輩として付き合っていたとのこと。

 「一人法人」のマンション事務所をあえて賃貸に回さないのは、「ひとり」になったときの訓練でもあります。

古希を迎えて一層孤独になると心構えをしていました。

ところが最近、なぜかしら、いろんなところからお誘いのお声がかかったり、訪問者がいたりと、結構ひとりでない時間が多いのです。

予想していない事象に驚くとともに、こんな自分でも接触してくれる人がいることに、とても有り難いと感じる日々です。

 先日夕方から、ボランティアのラグビーコーチ6人の忘年会がありました。

幼稚園のチーフコーチに私が「最後の晩餐は鮎の塩焼き」と言っていたのを覚えていて、知人の居酒屋の店主が鮎を釣ってきたということで、それを食する会となったのです。

約25センチクラスの鮎の塩焼きを、じっくりと食しました。

コーチの一人に延岡出身の人がいて、毎年私が招待してもらっている簗(やな)のすぐそばにある期間限定の店も知っておられました。

私以外は酒豪なので、貰い物で恐縮だったのですがワインを1本持参しました。

午後5時半から3時間弱もの間、とても楽しい時間を過ごせました。

 翌日は朝からラグビーのコーチへ行ってきました。

場所は今津運動公園で、驚いたことに天然芝の広大なグラウンドでした。

孫が小学1年生クラスに入部して3回目の練習です。

しっかりとクラブソングを歌い、練習にも何とかついて行ってるようでした。

帰りに彼に感想を聞くと「楽しかった」と。

まあこれで、ジイジの役目は終わりと感じました。

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