足元を見直せ

 2025年11月28日(金)午前9時半から正午まで、10月月次決算の検討会を開きました。

概略でいうと、国内部門は1店を除きまあまあ。

自己資本比率50.5%。

輸入部門は1店を除き悪し。円安の影響が徐々に出てきた感があります。

自己資本比率28.5%。

 両部門ともに、やっと在庫の正常化が見えてきました。

息子達も赤字でも倒産しない、黒字でも倒産する意味を体験できていると思います。

特に在庫金額の多寡が利益に大きな影響を与える、2輪業界ならではの注意が必要です。

二輪業界の長期在庫は、直ぐに型遅れとなることを肝に銘じることです。

 以前にキャッシュフローの件について述べました。

先ずは「営業キャッシュフロー」を黒字にすることが一番重要です。

次のステップが「営業キャッシュフロー」+「投資キャッシュフロー」=『フリーキャッシュフロー』を黒字化すること。

では黒字化するといっても、どれほどのレベルあればよいか指標が必要です。

年次決算で、自店や自社のレベルをチェックしたらよいと思います。

 あくまで2輪業界で、私が導き出した指標ですので、参考程度にとどめておいてください。

(年間営業キャッシュフロー)÷(年間売上高)×100=『7』%以上、『10』を超えれば最高

(年間フリーキャッシュフロー)÷(年間売上高)×100=『3』%以上、『5』を超えれば文句なし

 年末の資金繰りに関して息子達に聞くと、両部門ともに心配ないということで、私も一安心です。

業績連動型の賞与を実行しているので、今年は国内部門と輸入部門に差がつくことは仕方ありません。

輸入部門の奮起に大いに期待したいものです。

 夕方から、真ダムと一緒にまたまたマリンメッセA館へ行きました。

「YUURI ASIA TOUR 2025」のチケットを真ダムが購入していたのです。

今回はいつものように紙の入場券で、特段不便は感じませんでした。

若い人が多く、少し場違いな感じはしました。

 開演と同時に、ボリュームを関係者が間違えたのではないかと思うくらいの大音量。

何を歌っているかも分からないし、言葉も聞き取れませんでした。

ヒット曲の「ドライフラワー」をアコースティックギター1本で歌った時にやっと、優里を理解できたほどです。

輪廻転生からピーターパンまでの21曲で、アンコールはありませんでした。

頭と耳が痛くなるほどの音量と、ステージ構成なども素人然としていて、著名なプロデューサーとか雇えないのだろうと思いました。

 帰りのタクシーでコンサートの話になり、がっかりした旨をドライバーに話すと、スポティファイをボーズのスピーカーにつないでいるということで、優里の曲を流してくれました。

ゆっくりと静かに聞くといい曲が多いのです。

ドライバーが「箱を間違っていますね」という一言に妙に納得しました。

 何事も常にチャレンジが必要ですが、その前にはしっかりと自分の足元を確かめることを忘れてはなりません。

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