やらない、出来ないでは自分が困る
2025年10月31日(金)、遂に終値で日経平均が52000円を突破しました。
私の持ち株は全てにおいて、この急激な上昇に比べると大して恩恵には浴していません。
真ダムの「日経225インデックスファンド」「TOPIXインデックスファンド」のみが、かなりの含み益になっていると思います。
何度も記述していますが、日本企業の実績が急激に良くなったわけではありません。
AI関連と高市相場がほとんどの要因を占めています。
孫正義氏の資産が遂に8兆円を突破したとの報道がありました。
ソフトバンク球団は日本一になるし、彼の金融資産も日本一となったのです。
大谷選手などよりはるかに成功者と言えるでしょう。
私が初めて個別株投資をする人から相談を受けた時に、薦めている雑誌があります。
毎回このブログに出てくる「月刊 ダイヤモンド・ザイ」と「月刊 日経マネー」です。
特にこの後者では、12月号には付録として「勝ち株!カレンダー」が付いてくるので、毎日記入しながら、アメリカと日本の政治経済の動きを大雑把でも掴むことです。
この付録の凄さは、過去10年分のデータに基づいています。
今年の10月号の「攻めのポイント」を紹介しましょう。
『海外勢が大幅買い越し 主力株や材料株に的』
正しく大当たりでした。
過去10年で、この10月に海外勢が買い越ししたのは9回で、売り越ししたのは1回のみ。
一年で最も株価が上昇しやすいとヒントが書いてあります。
この付録が、昨年の12月号についていたのです。
株式投資初中級者には必須な気がします。
私も毎月この2誌を読んで分析しますが、その他に上級者(変わり者)向けの「月刊 投資手帖」を参考にしています。
あまり大手企業の詳細は掲載されていなくて、私も知らないような特殊な企業を詳述している気がします。
この雑誌の小さな見出しが私は気に入っています。
『有望株を発見・投資して、身体的、精神的、社会的、経済的に良好な状態「幸福」をつかむ』
つい先日「一人法人」で1000株買い増しした12月決算のS株も、この雑誌で見つけ分析したものです。
今月もこの「月刊 投資手帖」のみから、二つの気になる銘柄を見つけました。
今後定点観測しようと考えています。
今年は、勝負株の「シンニッタン」がTOBになり、個人も法人もそこそこ利益が出ました。
税理士と相談の上、個人で含み損を9年間抱えている「筑邦銀行」の持ち株の一部を売却することに決定。
私の投資スタイルの原則は、「損切り」をしないことなのですが、この株は全株に対する配当金は12月に入るし、死蔵する可能性があるからです。
譲渡益と譲渡損を相殺し、支払う税額を少なくするためと、12月の待機資金を増額するためです。
この異常な株高の反動減が10%くらいとしたら、日経平均は5000円くらいは下がるのです。
じっと我慢して待機資金を増やせるかにかかっています。
売買数がかなり少なく、ゼロの日もあるこの銘柄を9年間観てきました。
どのタイミングで、今の相場よりどれだけ高く売値を設定すれば一気に売れるかは分かっていました。
2025年10月31日(金)にその日の最高値で2300株を売却できました。
私のブログを見ている人は、株式投資に夢中になっている私を特殊な人物と思っているかもしれません。
しかし、何故日本政府が貯蓄から投資へと盛んに音頭を取っているかを考えるべきです。
今後は自分自身の責任でリスクを取りながらも資産形成を行わねば、政府の援助には限界がありますよということなのです。
国税庁が2025年9月26日に、民間給与実態統計調査を発表しました。
正社員の平均給与は3.9%増の478万円で正社員以外は206万円。
業種別でみると「電気・ガス・水道」が832万円でダントツトップ。
最下位は毎年同じの「宿泊業・飲食サービス業」で279万円。
10年かければ、日本株の配当金だけで年間100万円は決して難しい金額ではありません。
少しずつ給料が上がっても、インフレのせいで実質賃金はマイナスのままです。
これを日本政府に何とかしろと言っても、それは無理なことなのです。
経済も政治もグローバルで決められていくのは、昨今のTV等の情報で誰にでも理解できるでしょう。
何もしない現状維持が、後の苦労を倍加させることに気づくべきだと思います。
