労働の対価
昨日、高校時代の福岡県支部の同窓会が、博多駅近くの八仙閣で行われました。
総勢133名が集結し、久し振りに同級生と語り合いました。
昭和48年卒は、私を含めて5人が参加。
二人の医師、一人の実業家、一人のサラリーマンの嘱託、そして私でした。
会費が1万円ですので、集まる人々は少しは余裕がある人々です。
四方山話の中で、私が一番羨ましがられました。
それは、子供が二人共に直ぐ近くに住んでいて、孫が4人も近くにいることでした。
まあ、熊本県で一番の進学校ですので、彼等の子供達も大抵がこの高校を卒業して、ドイツ、東京と遠くに暮らしているのです。
面白いことに同級生全員が今でも働いていることでした。
サラリーマンの彼は、年金だけでは暮らせないという理由の暗い話をするので、その彼との会話は打ち切りました。
二人の医師と話をしました。
すると、二人共に大手の病院の勤務医を定年退職して、今ではアルバイトで平均週4日くらいバイトで色んな病院へ行っているとのこと。
週4日の勤務で月給は平均50万円前後とのことでした。
それぞれが自宅のローンは完済していましたが、住居は一軒のみでしたので、私はほとんどしゃべらず聞き役に徹しました。
二次会に行っても、私に有益な話は聞けそうになかったので、一次会で切り上げることにしました。
一人の医師が同じ方向に住んでいるので、私がタクシーで送ってやると話したら、全然遠い場所の地下鉄駅に自転車を置いているというので、面倒になり止めました。
会場を出て一人でタクシーを拾い自宅まで。
いつものように運転手に話しかけました。
かなり若いので年齢を聞くと23歳の大分県のド田舎町出身。
この二日間はあまり忙しくなかったとのこと。
何故タクシーの運転手をやっているか問うと、本来は漁師をやるつもりだけれど、父親に都会の世間を経験しろと言われ福岡に出てきたとのこと。
後3年程福岡市にいて次は東京へ行くそうです。
そして、30歳前で大分に戻り漁師になると。
詳細に聞くと、夜勤のみの運転手で午後8時~午前5時までの乗車。
体力的には全然問題ないそうです。
給料を聞くと、こちらも週に4日勤務で月給50万円前後で、中には100万円上げる人もいるそうです。
帰郷して後輩の21歳の漁師に給料の額を聞くと、70万円と言われショックだったそうです。
年収600万円を得るには相当の頭の良さかきつい労働が必要ということです。
同級生の二人の医師の内一人は、現役で東大理科一類に合格し、卒業と同時に九州大学医学部を受験し、これまた一発で合格するほどの秀才。
もう一人の医師も九大医学部現役組です。
これほどの頭脳を持つ人が一体どれだけ存在するでしょうか?
頭がなければ汗をかけとよく言われます。
この23歳の運転手のように、夜勤の仕事を続けれる人が一体どれほどいることでしょうか?
頭脳もなければ、体力もない人は、普通の人の倍働くしか道はないと思います。
日経平均先物が2400円ほどの下落でした。
10月14日火曜日は、久し振りの大暴落が訪れます。
やっと私の予想が当たります。
少額ですが、待機資金で買い向かいます。
私は普通の人以上に頭を使い、普通の人以上に行動して汗を流し、且つ倍働いています。
大きな報酬の差になるのは偶然でも何でもないのです。
『何かを得ようとすれば、何かを失う』
