8月実績

 昨日、弊社グループの8月月次決算が出ました。

7月に引き続き、業績の悪化に歯止めはかかっていません。

在庫調整は少しずつですが進んでいるようです。

国内部門は、8月末で1店舗平均500万円ほど多い状態。

輸入部門は、8月末で1店舗平均2000万円ほど多い状態。

貸借対照表の当座比率を見れば、資金繰りが大変なことはすぐに理解できます。

当座比率=当座資産÷流動負債×100

国内部門54.2、輸入部門25.2で、理想の「100」には、まだまだの状態。

 営業キャッシュフローは国内部門がプラスで、輸入部門がマイナス。

自己資本比率は国内部門が50.1で、輸入部門が29.5。

ただ、きちんと減価償却費を計上しているので、そこまでの心配はありません。

9月~10月の売り上げ増が見込めれば、在庫調整が済んだ分かなりの営業キャッシュフローとなるはずです。

 二輪業界も1台当たりの単価が大きくなったので、売上高も総利益も振れ幅が大きくなっています。

店主はこのことを常に意識することです。

大体において諸悪の根源は在庫であることも認識すべきです。

蛇足ながら、定期積み金の総額チェックも忘れてはなりません。

年2回の賞与と、消費税、予定納税、最低でもこの時期に合わせて、いくらでもよいので積み立てを継続すること。

 現在の輸入部門の少々の苦戦も、大局から見れば大したことではありません。

新規に鹿児島店を出してすぐに、1店舗のM&Aを実行するという離れ業をやったのです。

次男に代表が替わって3年で、債務超過を解消するだけでも素晴らしいことなのに、その後数年で繰越利益剰余金が38年続いている国内部門の8割にまで達しています。

 まあ私にはできない芸当で、この苦労を乗り越えれば、次男は一皮むける気がします。

若いだけに人心掌握が大変なようですが、一番簡単で有効な方法は、一人ずつ膝を交えてとことん話すことです。

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