四万六千日
(しまんろくせんにち)と呼びます。
この日に参拝すれば、4万6千日(126年・人の寿命の限界)参拝したのと同じご利益がある日のことです。
毎年7月10日の東京都の浅草寺が有名ですが、全国のいくつかの寺社も日付は違うのですがその日があります。
九州では、長崎県佐世保市の「福石山清岩寺 福石観音」が有名です。
行基が十一面観世音菩薩像を安置されたと伝わっています。
この場所での「四万六千日」は(8/8~8/10)の三日間です。
真ダムが国内部門の長崎店の経理に行きたいとの要望に応えました。
普段なら長崎市内のヒルトン長崎が定宿なのですが、生まれて初めてこの四万六千日を経験するために、8月7日(木)にホテルオークラJRハウステンボスに宿泊することにしました。
夕・朝食付きが選べて、福石観音に車で20分くらいで行けるからです。
開業から30年超のこのホテル。やはりいろんな場所に古さが感じられました。
1階にある大温泉浴場も海が近いせいか、少し錆びた色に近い酸性湯で、私も真ダムも皮膚が弱く痒くなる泉質なのです。
また、予想はしていましたが、アジア系の外国人の多さにも驚きましたし、スタッフもミャンマー人が一生懸命に働いていました。
朝食の時に隣の席の4人家族が、日本人かどうかわからなかったのですが、恐らく年少と年長くらいの女の子が二人して、食べ始める前に両手を合わせて「頂きます」と頭を下げた時には、妙にほっとしました。
観音の場所は前日に調べていて、駐車場が周りに全然ないことが分かっていたので、佐世保駅構内に駐車し、タクシーで行きました。
午前10時前に着いたのですが、お祭り用の提灯等を設置していました。
本堂の前で、作法が分からなかったので、二人の女性に聞くと親切に教えてくれました。
線香を5本と蝋燭を1本購入し、火をつけて所定の場所に供えます。
鈴緒(すずのお)を引いて二度ほど天井近くにある鈴というかドラのような丸いものを鳴らしました。
我々に作法を教えてくれた彼女たち曰く、お願い事はどんどんして良いそうなので、「社員全員と家族全員の無事無事故と商売繁盛」を何時も何処でもお願いするのですが、加えて今回は「株と不動産の値上がり」をお願いしました。
シンニッタン株の時の投資と同じように、縁起を担いで今回も賽銭は500円としました。
お参りが済んだところで真ダムが行きたい場所があると。
「海上自衛隊 佐世保資料館」がそれで、佐世保駅からも近かったので行くことにしました。
彼女の伯父(彼女のお父さんの兄)さんが、戦艦ヤマトの幹部で、生き残った数少ない一人で、その人の新婚時代の勤務が佐世保だったと幼少の頃聞かされていたのです。
セイルタワーと呼ばれる7階建ての立派な建物でした。
1853年のペリー来航に危機感を覚えて、勝海舟を中心に海軍が創設され、それが現在の海上自衛隊へと変遷していくのです。
結局、昔も今も日本はアメリカにごり押しされ続けているということです。
一番感動したのが山本五十六の書でした。
単に上手いというだけでなく、内から溢れるエネルギーを理性で何とか抑えているといった、静かな躍動感があります。
10億ドルを達成したら必ず海上自衛隊に駆逐艦を寄贈しようと心に誓いました。
資料館を出て、目的の長崎店へ向かいました。
久し振りの長崎店でしたが、弊社グループ12店の中で一番すっきりとした展示で、ディーラー感がありました。
オープン時の観葉植物の世話もきちんとなされていて、青々と成長していました。
少しずつ修理が増えているとのことでしたので安心しました。
真ダムが午後4時前くらいまで経理をしている間に、私は週刊経済誌を2冊と半分読了。
午後6時過ぎに福岡市内に到着して、「よい一日」というめし屋さんで、私は魚フライ定食、真ダムは肉巻き野菜定食を食べて午後7時過ぎに帰宅。
