観いっけ

 日米関税合意を受けて、日経平均が急上昇しました。

これで、日米ともに株価の上昇に弾みがつく展開ではあります。

新NISAも米国株中心の投資信託、オールカントリーやS&P500にどんどん資金が流入しているそうです。

私はほとんど米国株に興味はありません。

誰が何と言おうが、日本株中心のインデックスファンドが新NISAの全てです。

 私のように8月か9月に米国経済が壊れるなど予想する人はほとんどいないと思っていました。

ところが同じ主張の専門家を見つけたのです。

米国経済が壊れると言っても抽象的です。

具体的には、米国の「株・債権・通貨」が揃って売られる、『トリプル安』が生じることです。

この予想を展開したのが、「ブーケ・ド・フルーレット代表 馬渕治好 氏」

 まあ私の予想ですから当てにはなりません。

外れても私に損が出ないだけで問題もないのです。

この2か月間何もしていなくて、株式残高は現在のところ先月末より増加しているくらいです。

しかし、もしも当たれば、少しずつこの数か月間ため込んだ待機資金で一気に買い向かえるのです。

そして、いつものように後は勝手に株価が上昇するのを寝て待てばよいだけとなります。

 経済誌に日本の上場企業の資本効率が伸び悩んでいるとの記述が散見されます。

欧米に比べて見劣りするそうです。

理由は簡単です。

ここ数年日本の上場企業は利益を積み重ねてきているからです。

 資本効率を測る指標にROE(Return On Equity)があります。

(当期純利益÷自己資本×100)で%で表します。

欧米の平均ROE10%以上に比較して日本のそれが8.5%(2026年3月期)とのこと。

 私は、ROEが低くても気にすることはないと思っています。

簡単に言えば、負債が大きくなるほど(自己資本を小さくするほど)ROEは大きくなるからです。

しっかりと利益を出して借入金を返済し、「現・預金」を積み上げるスタイルが日本の企業に合っています。

溜まった内部留保は、それだけ増配の余力を蓄えているのですから将来への楽しみがあります。

欧米の「キリギリス」を真似るより、日本独自の「アリ」で堂々と生きていくべきだと思いますし、私はそのような企業に投資します。

 まあ、ここまで大方の人と逆の発想を持つと、世間では浮いてしまいます。

孤独に耐える忍耐力は、投資の世界では終活以上に大切な要素だと思っています。

 このブログを書いている7月24日(木)午前11時過ぎには、日経平均が800円超値上がりして42000円に迫っています。

世界中の金余りは、少々のことでは解決しないようです。

残念ながら、私の地味な小型株は恩恵に浴していません。

それでも、日経平均が上昇すると決まってバイクは売れ出すので、そこは楽しみでなりません。

 歴史上最も成功した投資家で有名なウォーレン・バフェット氏の名言。

「他の人が貪欲な時に恐れ、他の人が恐れている時に貪欲になれ」

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