究極の顧客サービスか?

 2025年6月5日(木)午前8時5分頃、博多駅筑紫口に真ダムと到着。

地下鉄七隈線最寄り駅より午前7時38分発に乗車しましたが、かなりの混雑で驚きました。

この沿線の発展具合が肌で感じられ、私の仮説の正しさが証明された気持ちになりました。

その日はレクサスのイベントの一環で、先に記述していた世界的ガーデニングの巨匠である石原和幸氏の自宅がある長崎市の庭の見学ツアーでした。

 貸し切りの大型西鉄バスに乗り、10数名でいざ長崎市内へ。

サポート役はレクサス店の2名の麗しき女性。

「あなたがしょっちゅうレクサス店へ行きたがる訳が分かる!?」と真ダム。

小腹が空いたとき用にお菓子とお茶の伊藤園のハーフサイズのペットボトルを全員に配っていました。

長崎へは何時も自分で車を運転していくのですが、ゆっくりとリラックスできてバスも良いものでした。

 午前11時少し前に、長崎市内の山頂に近いかなり高台に停車。

そこにはレクサス車が3台用意されていました。

彼の庭園は長崎市三原町にあるということで「三原庭園」という名称ですが、車が離合できない程の細い道を通らねば到着できません。

そのためにバスから乗り換えていくためです。

私と真ダムは乗ったことのない1500万円もするLM6人乗りの最後部座席に座りました。

シートのゆったり感、座り心地の良さ、デザイン性と質感、全てに最高級で価格にも納得。

 彼の実家と庭園に数分もしないうちに到着。すでに自家用車で来られていた人々と合流。

「あっ!」と驚くという表現が適切かどうかわかりませんが、和洋折衷の庭の数々に非日常を感じました。

最近の西日本新聞にも記事が掲載されましたが、彼は世界的に有名なイギリスの「チェルシーフラワーショー2025」において、ゴールドメダル、チェルシーガーデンオブザイヤー、ピープルズチョイスの全ての賞を受賞。

また、13個目のゴールド受賞の快挙を日本庭園で成し遂げたのです。

 彼の実家がある段々畑を、庭園やレストラン、民泊等に変貌させる手腕は見事なものです。

眼下に無数の民家が一望できるレストランの昼食における、初めて飲む4種類の紅茶や深い味わいのトマトたっぷりのハヤシライスも逸品でした。

 食後に、彼自ら盆栽や薔薇園を含む庭園の案内と数種類の花の生け花の実践講座を行いました。

真(しん)、副(そえ)、体(たい)の基本を忠実に、正面と裏面を意識します。

私は、人生初の生け花でしたが、周りの人達より圧倒的スピードで一番に完成しました。

我ながらかなりの出来栄えで、彼の評は「大胆でゴッホ並み」。

レストランの奥に2台のバイクが鎮座。

英国と言えばトライアンフ。

旧車のサイドカーとクラシックがビカビカニして飾られていました。

レストランの外には草花に囲まれた白のミニクーパーが展示されています。

 兎に角、非日常の中に楽しさ満載で、20名前後の方々から来てよかったとの声があちこちから聞こえてきました。

総勢8名のレクサススタッフの痒い所に手が届く接客には感嘆しました。

 帰りもLMの後部座席に乗り、高齢になり免許返納したら2000万円の4人乗りLMに運転手を雇って乗るのも悪くないなどと、映画の1シーンのような情景を妄想しながら貸し切りバスへ。

帰りは、別の種類のお菓子とハーフサイズのレクサス名入りミネラルウォーターを準備してくれました。

 レクサスの業態は我々二輪業界と似ています。

しかし、単に車を売り整備するだけでなく、イベント等を通じて「レクサスライフ」をとことん楽しんでもらおうとする意欲が圧倒的に違います。

私は今まで顧客満足だけでは生き残れなくて、「顧客感動」まで持って行くべきだと思っていました。

しかし、更にその上があることに今回気付きました。

言葉は変ですが『顧客家族』がそれです。

レクサスのスタッフの方々を、他人に思えなくなりました。

ここまでくれば、『家族』を応援したくなるのは自然の成り行きとなります。

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