頭の片隅に
2025年4月14日(月)に公表された総務省のデータが衝撃的でした。
2024年10月1日時点での、外国人を除く日本人の人口が1億2029万6千人となり、89万8千人減ったのです。
これは九州でいうと、北九州市一つが無くなったのと同じことなのです。
労働力の源泉である15~64歳の生産年齢人口も、7372万8千人となり22万4千人の減少。
これらの数字はあまりピンとはきません。
しかし、今後日本の中心となると私が勝手に仮説を立てている九州の数字は、頭の片隅に置いてた方が良いでしょう。
こちらは外国人を含む人口となりますが、九州全体で1248万人。
生産年齢人口は約700万人。
総人口も生産年齢人口も経済規模も、現在までは日本の1割経済といわれる所以です。
これらを基礎に、次の数字の推移を見ていくと、経済の面白みが増すでしょう。
九州のGRP (Gross Regional Product)域内総生産(国家のGDPに対してエリアのそれ)が2024年度で54兆円。
世界での比較は、ドル換算なので現況で1$≒145円換算で約3700億ドル。
円安のせいと今でも田舎と思われている、九州全体のGRPは注目されていません。
しかし、人口は北欧3国やスイス、オーストリア、ベルギー、ヨルダン、アラブ首長国連邦よりも多いのです。
今後のインフレ率と製造業の生産性向上によって、九州はかなり伸びると仮説を立てています。
太陽光発電、地熱発電、水力発電等で優位にある九州。電力料金の安さはこれから効いてきます。
地下水を含む水も豊富。
特に福岡空港の拡張工事完了に合わせて、北九州空港・佐賀空港との連携をうまく行えば、信じられないほどの経済圏が形成されることでしょう。
この九州でどのような分野でもよいのでNO1になれれば、上記欧州や中近東の国の1番と同様なのです。
成長過程の真っただ中にある九州、特に福岡市に拠点を構える私は、身震いするくらい嬉しくて運の良さを感じています。
大した資産はありませんが、その全てをかけてこの10年間を駆け抜けたいと考えています。
