禍福は・・・

 「禍福は糾える縄の如し」という諺があります。

人間の幸福と不幸は、より合わせた1本の縄の表裏のように、交互に来るものであるという意味です。

正しくそのような体験をしました。

 3月5日(水)に、私が大勝負して大きな含み損を抱えていた株式の銘柄が、大暴騰したのでその銘柄の全ての株数を売却しました。

私はその株式を3月末まで持って、高配当を得るつもりでいたのです。

すると、あるファンドがTOBをすると発表。

私は将来はMBOもあるとの可能性を感じていましたが、それこそまさかでした。

今年で42年に亘る株式投資歴の中で、持ち株が初めてTOBになったのです。

 「1億円プロジェクト」と「一人法人」でその株を持っていました。

前者の平均買値が250円、後者が231円。それを402円で売却できました。

特に「一人法人」では一昨年と昨年の赤字累計約400万円を、今年何とかしたいと数日前に既述したばかりでした。

その赤字を一気に黒字に転換できたのです。

 「1億円プロジェクト」の方も、残金が300万円を超えました。

これは、2020年3月13日に100万円を投入してオムロン株を購入したのが始まりでした。

理由は、コロナ感染対策のためにヤマダデンキに体温計を買いに行ったら、数十本の在庫があっという間になくなったらしく、残りの高級品のオムロン製を仕方なく1本だけ購入したのが始まりです。

こちらの口座は、一切追加のお金を投入していなくて、最初の元手100万円のみで運用しています。

5年で3倍になったのですから、まあまあの実績となりました。

 一番最初に頭に浮かんだのは、宇佐神宮にお礼参りに入ったお陰かも、その時に賽銭を今までの100円から長男に促され500円に増やしたお陰かも、事務所の神棚の榊を1束を二つに分けるのでなく、2束購入してお参りしたお陰かもと・・・

じわっと嬉しさが込み上げてきましたが、話はこれだけでは終わらなかったのです。

 数日前から、以前から痛めていたもののここ最近はどうもなかった左足首が痛み出し、妙な違和感を覚えていました。

株式を全て売却した直後に、博愛会病院へ直行。

6枚ほどのレントゲンを撮り触診した結果、骨に空洞があることが分かりました。

「恐らく壊死はしていないと思うが、念のために後日MRIを撮りましょう」との医師の一言で奈落の底へ。

当然のごとく、暫くは運動禁止を言い渡されました。

 ふと、今回売却で得た大きな利益と普通の足首になるのと、どちらが良いのかを考えました。

即座に後者の方が良いと思えた一日でした。

禍福は・・・” に対して2件のコメントがあります。

  1. 冨谷猛 より:

    MRIの結果が、気になりますねぇ。
    70過ぎれば、あちこちにガタが来ます。
    「あまり無理はするな」との啓示かもしれませんね。
    お大事にお過ごしください。

    1. 肥長孝卓 より:

      気を使って頂き誠に有難うございます。
      今では「なるようになる」と割り切ることができました。

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