まだまだ伸びる可能性がある

 2025年2月28日(金)午前9時半~午前11時半まで、税理士との打ち合わせを行いました。

2024年12月期の確定決算報告書が出来てきたのです。

社員のために、休日を増やしたり賃上げを行ったりして、固定費が増えた割には、まあまあの実績だと感じました。

国内販売の方は減収減益、輸入販売の方は増収増益。

両方の会社共に新規店舗が1店ずつ1年間フル稼働した割には、少し残念な結果ではあります。

 両社の売上高合計は約18億円となり、私が社長を譲った10年前からほぼ倍増しているので、取り敢えずは良し。

急激な成長よりも少しずつの成長の方が、継続性があります。

ただし、私の頃の粗利率35%には程遠い31%しか2社ともにないのが勿体ない。

 詳細に見ていくと、やはり在庫が過多で、当座比率が低くなっているという、一般的なバイク屋さんになりつつあります。

この当座比率が低くて在庫過多の状況で、いくら経常利益が良くても意味がありません。

無駄な税金を支払っている状態に他ならないのです。

一昨年からこの在庫過多を息子達に注意していますが、改善の跡が見られないということは、反省すべき点です。

 とまあ、自分の息子達だからこその辛口のコメントになりますが、良くなっている点も多々ありました。

一番が「自己資本比率」。

国内販売のこの3年間を振り返ると、42.8→48.7→49.6 としっかりと自己資本を増やしています。

優良企業の仲間入りの50%にもう一息です。

次に重要視している「現金・預金」は、月額固定費の6ヶ月分あり、まあまあでした。

同じ指標の輸入販売の方は、25.8→30.1→33.4 とこちらも次第に良くなっています。

倒産防止安全圏の40%にもう少しで届きます。

「現金・預金」も月額固定費の5.8ヶ月分あり、そこそこでした。

銀行が最も重視する債務償還年数の元になる(減価償却費+純利益)も、国内販売が6000万円、輸入販売が9000万円と私の頃より格段に良くなっています。

 データを分析しただけでもこれだけの無駄が分かります。

もっと『現場・現物・現実』を徹底すれば、更に伸びることは間違いありません。

直ぐに利益に結び付く簡単な方法は、メカニック一人当たりの工賃を昨年より1ヶ月ほんの10万円増やせば良いのです。

これを1年間メカニック全員が続ければ、相当な利益率アップに繋がりますし、いつの間にか生産性も向上します。

店長の本気の意識改革で必ず変わります。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

未分類

前の記事

先を読む
未分類

次の記事

一人法人