差がつくばかり
二輪業界において、国産でも輸入車でも現在の専門店制度で、販売に関して上手くいっているのはカワサキプラザのみでしょう。
それは、スポーツバイクのシェアを見れば一目瞭然です。
何故うまくいっているのか?
ここに、今までの二輪業界と逆を行く戦略があります。
店内在庫を少なくしているのです。
カワサキプラザの目標が、バイクショップのレクサス店を目指すというもの。
確かに、統一された内装や香りやブレンドコーヒー等、徹底されています。
何より、他のバイクショップとの違いは、今までの二輪業界の常識を打ち破っている点です。
実際に店内の新車展示台数を敢えて限りなく少なくしてるのです。
試乗車の台数も少ないのがレクサスと同じです。
そしてレクサス店と同様、3~5ヶ月納車を待たせるのです。
つまり、お客様から受注して発注すれば在庫は極端に少なくて済みます。
先日、真ダムの経理に付き合って輸入二輪車と国産二輪車の我がグループ店へ、熊本まで行ってきました。
どちらの店も旧態然としていました。
同じような車種の在庫で溢れ返っているのです。
特に輸入二輪車部門は、部品用品の在庫がべらぼうに多い。
革ジャンだけでも数十着ありそうでした。
このまま続けていけば、ある輸入二輪車メーカーのディーラーのように、ほとんどの店が自転車操業に陥ります。
店長や経営者にこの点をアドバイスすると、政策だから仕方ない等の言い訳が必ずあります。
そのまま従って資金繰りに窮して倒産したらどうするつもりでしょう?
その時点でメーカーに責任を問うても、最終的には自分の決断ですので負け犬の遠吠えに過ぎません。
仮に定価10万円の革ジャンを6万円で10枚仕入れたとします。
1月末に仕入れ2月10日に60万円支払い。
2~5月までに3着定価で売れた。10万円×3=30万円回収
12月に2割引きで2着売れた。8万円×2=16万円回収
現実的には14万円の未回収であるが、12月末の在庫金額は仕入金額そのままの30万円のプラスとして計上される。
翌1月には同じようにニュウモデルを仕入れて、次第に在庫金額が膨れ上がる。
すると、店内に飾り切れなくなり箱を開けないままに奥の倉庫の棚に眠る。
在庫が増えるとどういう行動に出るか?
先ず自社登録してオークションに流す。
部品用品等は定価で売る努力はしないで、サービスで無料でつける。
社員の横領が始まる。
何度も言いますが、技術力を増して、工賃だけで1ヶ月の固定費を賄えば良いだけです。
つまり、1台も売れなくてもやって行ける体制作りをすればよいだけです。
そうすれば、目標達成率にすがり報奨金を当てにする経営から決別できます。
悠然とお客様と昵懇になり、新車の発注をすればよいのです。
借金して仕入れる(製造中止等の車種を政策的に仕入れる場合は別)経営者は、金利のある世界では生き残れません。
我がグループは、どの店も今の半分の在庫で十分です。
下取りや買取等の中古車は何台あっても構いません。
残念ながら、長男も次男もまだまだ未熟なお人好しです!!
