夢と現実

 新聞に高校生の面白い川柳が掲載されていました。

「『夢を持て』と言われて続けて17年『現実見ろ』と言われる面談」

とても共感出来て思わず膝を打ちました。

この子はその後どうしたのか非常に気になります。

 私がこのような相談を受けたなら、迷わず「夢を追え」と断言します(ただし60歳くらいまで)。

理由は簡単です。もし失敗したとしても、チャレンジせずに終わるより後悔が少ないからです。

他人がどう思おうと、一度きりの自分の人生なのです。

 小・中・高と同じ学校へ通った、熊本の実家そばに住んでいた同級生がいます。

高校受験の時、その中学では学年順位が20番以内でないと合格が難しいと言われていた高校があります。

先生もそのように指導するのですが、彼は大体30~50番を行ったり来たりしていました。

先生の指導を押し切り、彼はその高校を受験し合格します。

 高校では、学年50番以内でないと合格は難しいと言われていた国立大学医学部を受験すると聞いて私は驚きました。

彼の成績は100番から150番だったからです。

しかし、彼は二浪して国立大学の医学部に合格し、有名な外科医となりました。

そして大学病院を退職と同時に60歳で自分のクリニックを開院したのです。

 年を重ねるたびにいろんな経験を経て、慎重な人生、安定した人生を選びがちになるものです。

このことは肉体的にも精神的にも正常な気がします。

だからこそ、若い時には、「夢を持ち続けてほしい」と思います。

 あと20年くらいは元気で生きていたいと思っていますが、日本人男性の平均余命は約81歳です。

残りが11年しかないと思うと、大きな野望達成のためには、一日も無駄にできないと思えるのです。

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