頭の片隅に

 現時点での九州域内における若い経営者が、頭の片隅に入れておくべき数字。

それは、人口動態です。詳細な分類は必要ないので、先ずは総人口のみ覚えておけば良いと思います。

 国立社会保障人口問題研究所の推計です。

九州地域の人口は、2030年が1464万人、2040年が1359万人、2050年が1245万人。

かなりのペースで人口減少、ひいては消費減少が起こります。

その中でも、過疎地域の人口は都市地域よりもかなり速いペースで減少するのです。

 人口予測は一般的な各種予測よりも確度がかなり高いものです。

さあ、九州域内の若き経営者はどうすべきか?

9割以上の経営者は何も考えていないし、対策も打っていません。

ここに、またまたチャンスがあるのです。

 思いつくビズネスモデルを述べてみます。

1.九州域内で高い事業シェアを築くことで強固なビジネスモデルを構築し、域外に展開する

2.思いきった多角化にチャレンジする

3.未利用資源を探し当て、ブランド化する

 過去、現在、未来のどれが一番重要かというと、間違いなく「現在」です。

一般的な経営者は、『過去4:現在5:未来1』くらいの比率で経営していると思います。

環境の変化が緩やかであれば、上記比例配分でオッケイでしょう。

しかし現在のような激変する環境下では、『過去2:現在5:未来3』くらいの比率が良い気がします。

二輪業界に飛び込んだ素人の私は、『過去0:現在6:未来4』の比率で経営した感じです。

 この記述に触発されて、何らかの行動を始めた経営者とそうでない人は、2030年以降天と地の差が生じることでしょう。

どのような環境下でも、常にチャンスは眠っているものです。

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