用心
2024年の全国倒産件数が11年ぶりに1万件を超えたと話題になっています。
主な原因は人手不足、後継者難、円安によるコスト増、自然災害多発。
九州沖縄に目を転じると、12年ぶりに倒産が800件を超えたとのこと。
3年連続で増加し、福岡県は492件と突出して多い。
2番手の熊本県の5倍以上というから異常です。
我々二輪業界は必需品から不要不急品へと様変わりしています。
景気が良くなったり、株式相場が上昇するときには、趣味性が強い分売上高は上がります。
それが逆になると、売上高も利益も急減します。
またまた私の直感ですが、今年はかなり用心する必要があります。
法人取引がない店や掛け売りがない会社は心配はいりません。
しかし、それらがある店や会社は連鎖倒産の可能性が出てくるのです。
倒産を防ぐ手っ取り早い方法は、現預金をたっぷりと持っておくこと。
やばそうだと思ったら、早めに銀行から借り入れを行い、精神的に余裕を持つことです。
金利が高くなったといっても、高々知れています。
思い起こせば私の創業当時の1980年代後半の借入金利は、5%を超えていた気がします。
私はどうも昔から論理的思考が苦手で、勘で物事を決しているようなところがあります。
ある雑誌の初級問題でも間違えてしまいました。
5秒以内に答えなければなりません。
「ボールペンと消しゴムは合わせて110円。ボールペンは消しゴムより100円高い。では、消しゴムの値段はいくらか?」
この論理的思考が出来ないばかりに数多くの失敗を重ねました。
ただその失敗に関する部類のことに関しては、体験上から直感が正確性を上げている気もします。
息子たちへの注意喚起も、徒労に終わればそれはそれでよしです。
