私には難しかった
2025年1月14日(火)午前11時24分読了。
「富士山」 平野啓一郎 著
私はほとんど私小説を読みません。
久し振りにこの手の本を読んだ理由。
この著者が、1歳で父親を亡くし2~18歳まで北九州市八幡西区で過ごし、福岡県立東筑高校を卒業しており、妙な親近感を感じたからです。
京都大学法学部在学中に「日蝕」で芥川賞を受賞している点も興味が湧いたのです。
総括は、心理描写が難解で、単純な私にはあまり理解が出来ませんでした。
短編集なのですが、「富士山」「息吹」は面白く読めました。
私のような単純でイケイケドンドンな性格の人には、少し立ち止まらせる良薬かもしれません。
大きな病気をした時、大失恋をした時等大きな失敗をした時に、「あの時ああすれば、こうすれば良かった」という思いは誰にもあるでしょう。
それでも、現実は今が実際の人生なのです。
現在悩みがあったり、気力が衰え気味の人は読まない方が良いと思います。
また、常に成長を目指す経営者にも不要な書物です。
ただ私のように、余命を考える年になると、少しの納得感はありました。
今年の私は、例年よりも、「今日はしっかり、楽しく生きたか?身体に悪いことはしていないか?」と問うことが多くなっています。
午前10時から取引先の支社長と担当者が年始の挨拶に来られました。
その取引先も社内改革が急で、人員の削減も進んでいるとのこと。
大手企業ほど、早めの対策を行っているのです。
昼からは、徒歩で事務所へ行き、普段通り投資の勉強に一心不乱で臨みました。
