残念ながらの勝利
結局、往路と総合で優勝を達成した青山学院大学の二日間となりました。
往路優勝を決めた直ぐに、原監督が復路は「ピクニックラン」とインタビューで語りひと騒ぎ。
いいですね、実にいい!!
今までの常識を全てぶっ壊すくらいに威力があります。
彼が考える勝利とは、往路は新記録で優勝、復路も新記録で優勝、総合も新記録で優勝。
これらの完全優勝しか考えていないと思います。
ところが、復路では駒澤大学が優勝。
TV向けに笑顔を見せているかもしれませんが、今回の結果に関して、心中は歯痒いものがあったはずです。
それにしても、負けた大学の部員が笑顔で最終ランナーを迎えている姿に、違和感を感じます。
且つ、シード権を取って大喜びする部員の姿も少し妙。
全部員、優勝を目指してつらい練習を積み重ねているのではないでしょうか?
優勝できなければ、もっと悔しがるべきだと感じました。
私などは昭和のスポ根といわれそうですが、何事も中途半端が一番いけません。
スポーツ競技も会社経営も似た要素があると思っています。
企業経営(商店経営とは別)を行っている以上、常に競合相手との勝負をしている訳です。
全社員が出来る限り同じ方向を向いて努力を重ね、大きな結果を目指しています。
その勝負で、黒字になったからまあよしとするか等との考えがある(敗者の笑顔)なら、そのような経営者は失格です。
企業における勝負というものは、勝って当たり前。
それも、何時も言うように『圧倒的』な差をつけて、競合店から別格扱いされるくらいにならないと意味がないのです。
我々の業界も完全に専門店化され、優勝劣敗がはっきりしてきました。
どのメーカーの専門店も、黒字で当たり前。
1店舗当たりの売上高が2億円以上で当たり前。
この二つの要素が満たされない会社は、ディーラーとは呼べません。
圧倒的な店舗とは、売上高5億円、粗利率35%以上だと考えています。