経営トップの力
未だに体調が万全とはいかぬ昨日、楽しみにしていた第101回箱根駅伝往路をTVで最後まで観戦しました。
箱根駅伝に嵌まって数年が経ちます。
嵌まった理由は監督の原晋氏の言動に興味を持ったからです。
彼自身は選手としては無名で実績も残していません。
それなのに、青山学院大学を頂点へと導いているのです。
TV出演が増えたり、今までの駅伝の強化方法に改善点を次々に打ち出し、周りの監督の顰蹙をかっているのは容易に想像できます。
彼がいろんなことを発信すればするほど注目が集まり、周りを納得させるには結果を出すしかないことは彼自身が一番理解しているでしょう。
今までの常識を覆す行為には相当なリスクを伴います。
しかし、シッカリとした理念さえあれば突き進むことはできるのです
國學院、駒沢、青山学院の三つ巴とみられていましたが、結果は青山学院大学の強さを見せつけられた優勝。
原監督が常に言ってることは、箱根駅伝のスタートに立つ時に最高の調子に選手を持って行くこと。
いくら実績があり才能がある選手でも、勝負の時に全力が出せなければ意味がありません。
部員一人一人への目配りや規則は相当なものと思います。
ラグビーや野球等も同じですが、チームプレイの競技では、監督の力量でどのような展開にもなります。
この点に関しては、会社経営も同様と思えるのです。
会社経営とスポーツの優勝との決定的な違いは、後者は全員が同じ目標を共有できやすいという点です。
「優勝」という一つの目標のために、全部員も監督も逆算して対策を練ります。
会社経営では、全社員が同じ目標に向かって一つになるのはかなり難しい。
逆に言えば、経営者のビジョンや人柄が、社員を一つの方向へ向けさせる力がありさえすれば、頂点に立てます。
ここからも、経営者は先ず自分なりの強固な理念を持ち、具体的な目標を掲げることです。
常に社員に対してその理由や背景を説明しながら共感を得る努力をすべきです。
駅伝には『優勝』という共通の目標が分かりやすくあります。
会社経営では、この『優勝』に相当する具体的なものを、一時も早く社員全員が共有する事に尽きます。