誠実で素直が一番
我が息子達をここ数年、客観的にみることが出来るようになりました。
国産二輪車を担当している長男と、輸入二輪車を担当している次男。
改めてこれほど性格に違いがあるのかと驚いています。
経営においても人生を全うすることにおいても、どちらがより適しているのかは分かりません。
長男は用心深いけれど、決断する時には大胆。欠点は細かいところに気づかない。
株式投資の実績はかなり上級レベル。
次男は見てくれ以上に小心だが、細かいところに気が付く。
株式投資の実績は初心者レベル。
二人の共通点は、共に頼りになる右腕がいること。
二人の相違点は、周りの経営者や友人の人達のレベル。
長男の方は普通なのですが、次男の周りの人たちが異常なレベル。
先ず同業者の経営者では、ほとんどの人が売上高数百億円の経営者で、その目標金額も普通のバイク屋さんでは考えられないレベル。
同じ幼稚園の父兄に高級飲食店経営者、高級宝飾品経営者、不動産関連会社経営者等がずらっと並ぶ。
経営に関しても、金額の単位が全然違うそうです。
人生は出会う人々によってかなり変わります。
次男は相当の影響を受けているようです。
つい最近も建設業の経営者と次男が話をしたそうです。
彼は次男の1歳年上とのこと。
次男:会社の目標とかあるのですか?
経営者:社長を引き継いだ時の売上高が50億円だったのでそれを伸ばすこと
次男:じゃあ、100億円ですか、それなら私の目標と同じです
経営者:いや、300億円。100億円の目標なら、それすら達成しない可能性があるから
いいですね、実にいい!!
まあ、私の10億ドルの目標に比べれば微々たるものですが!?
私が尊敬するニデックの永守重信氏は、机も買えずにミカン箱一つで創業した時に「売上高1兆円」を目指していました。
彼の自社ビルが、それまで京都で一番高いと言われていた京セラビルを1㎝抜き去って建てられたことは有名な話です。
若い経営者にとって何が大切か?
力のある年上の経営者に好かれることです。
好かれさえすれば、色んな失敗体験談や経営指標の情報が得られます。成功体験ばかり話す経営者は大したことはありません。
好かれるためにはどのような要素が必要か?
『誠実で素直』でありさえすればよいのです。