お酒への支出

先日、学生時代の1年上の先輩と同級生と私の3人で会食しました。

ほぼ5年振りの再会でした。

同級生の行きつけの店であるイタリアンレストランでコース料理を堪能。

 この二人は、私が店を創業した時に一緒にチラシ配りをしてくれた恩人です。

私がご馳走するつもりでしたが、二人でワインを1本空けたので自分達も少し支払うということになりました。

私は、ブラッドリーオレンジジュースとグレープジュースを1杯ずつ。

 10席しかない店内をご夫婦で切り盛りされていました。

先に5人のお客様が帰ったので、我々だけとなり店主と話をすることに。

74歳の店主は、その場所で37年間営業を続けているとのこと。

 思わず、私が「1987年2月14日の創業です」というと、彼が「私は1987年3月です」との返事。

創業年次同級生とわかったのです。不思議な縁を感じました。

行きつけのイタリアン料理店を持たなかった私にとって、絶好の店となりそうです。

 午後8時過ぎに会食が終了したので、直ぐ近くにある私行きつけのバーに電話を入れると、店を開けているとのことでそこへ行くことに。

そのバーは51歳の店主が一人でやっているので、店舗休業日が不定でこの2年程行ってませんでした。

先輩と同級生はその隠れ家的なお洒落なバーを痛く気に入り、次々に高級なお酒を飲みます。

酒場が慣れている同級生は、店主にもお酒を勧めて2時間ほど過ごし散会となりました。

こちらも私が支払おうとすると、ここでも彼ら二人が少しずつ出すと。

私は、ノンアルコールのキンカンを使ったカクテルとオレンジを使ったカクテルを1杯ずつ。

 総額で考えるとおおよそ、レストランで1万円/1人、バーで1万円/1人となりました。

我々3人は結婚もほぼ同じ時期で、婚姻期間は40年間を少し過ぎています。

お酒を飲まない私と、このペースで飲む二人の支出を思わず計算しました。

幸福度は考えないとすれば、金額的にはかなり大きな差がでます。

 随分昔は、お酒を飲めない私は、いろんな人から憐れみを持たれながら同情されていました。

しかし今では、お酒が飲めなかったからこそ今があると思えるようになりました。

彼等がお酒代に消えていく金額を、私は株式投資に回すのです。

少々の失敗があっても、金融資産の差が付くのは当然だと感じた日でした。

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