簡便なチェック

 私のこのブログのサブタイトルは「驕りと現状維持は衰退の始まり」です。

この言葉は、長年経営者として現場での数々の失敗と僅かばかりの成功を体験して、実感したことを言葉にしました。

『驕り』については、経営だけでなく人生においても負の要素が非常に大きい。

謙虚過ぎるのは問題ですが、過信はそれ以上の問題を引き起こします。

 「現状維持」については、特に経営では、継続性に疑義が生じます。

世の中の環境変化が急激で、何らかの形で変わっていかざるを得ないからです。

特にここ数年で事業承継した2代目や3代目は大変だと思います。

歴史的には、産業革命以来のIT(DX)革命のさなかで、政治的にも経済的にも日本の立ち位置が難しくなっているからです。

 経験上、12月は経営者・店長にとっての評価が確定する月だと思っています。

この師走を何らかの問題を抱えていたり、資金繰り等が苦しかったりと、右往左往するような経営者・店長は落第。

ゆっくりと経営を流しながら、今年の反省・検証と来年の目標・改善等に時間をかけれる人が合格。

これは、商店主も同じことです。

 若き経営者や店長に難しい事を言っても分かりません。

自己診断をする簡便なポイントを4つ挙げます。

1.何を変えたか

2.何を始めたか

3.誰を育てたか

4.繰越利益剰余金はいくら増えたか

この4つの質問に即座に応えられれば、相当な経営者・店長といえます。

 私の経営の師であるK氏は、師走に鹿児島から別荘のある北海道へ飛び、のんびりと旬の魚介類を毎晩堪能しています。

彼が毎年なじみの店から、大型の毛ガニを数杯送ってくれるたびに、私の経営観が変わっていきました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

未分類

前の記事

グローバルな視点