グローバルな視点
先日、6歳の孫から「じいじ、株は上がっている?」と突然聞かれました。
我が一家に対しては、私が家族のほとんどに株式投資を勧めていますが、「えっ!」という感じでした。
詳細を聞くと、私が年初に、「株が上がったらディズニーシーに連れて行ってあげる」と約束したとのこと。
そう、思い出しました。
ここ数年は、株式売買でいくらかの売買益が出ていたので、格好つけてついそのように言ったのでしょう。
「残念だけど、まだ上がっていないよ。もう少し待っていてね」と答えました。
毎月エクセルに株式残高を付けていますが、今年は7月がピークでそれからは下降気味です。
暫くは静観だと思っていましたが、孫との約束を考えると、何らかの勝負に出る必要を感じました。
今まで以上に週刊の経済誌に目を通しています。
そこに、株式投資ではなく不動産投資で面白い記事を見つけました。
ある上場企業の社長のインタビューで「日本の利回りは世界一 不動産価格はまだ上がる」という内容のものでした。
世界主要都市のキャップレート「Capitalization Rate (年間の家賃収入-経費)÷不動産価格」は5%前後」
ところが、欧米の金利は5%前後なので、投資の魅力がない。
それと比較すると日本の融資金利は今後上昇が見込まれても1%前後で、世界的に最も魅力的な市場だそうです。
更に納得したのが、今まで世界中のお金が中国不動産に流れ込んでいたのが急減し、そのお金が日本に流入しているとの見解。
私のように不動産投資の初心者は、ついつい表面利回りに関心がいきます。
それ自体は大切なことなのですが、立地や環境まで考え、安定した収入が得られると判断すれば、表面利回りは多少小さくてもオッケイなのです。
余剰資金がない時に限って、この様に何らかの行動を起こさなければならない事態に陥ります。
今月中旬には配当金や2ヶ月分の年金が入ってきます。
先ずは、その資金をどの株に投資するかで、来年の展望がクリアになると感じています。